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突出した才能を持つ「ギフテッド」支援に予算8000万円計上も額の少なさに「何ができるの?」「桁が2つ違う」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2022.12.22 15:34 最終更新日:2022.12.22 15:45

突出した才能を持つ「ギフテッド」支援に予算8000万円計上も額の少なさに「何ができるの?」「桁が2つ違う」

イーロン・マスクも「ギフテッド」のひとりとされる(写真・ZUMA Press/アフロ)

 

 文部科学省が、欧米などで「ギフテッド」と呼ばれる特異な才能を持つ子ども支援するため、2023年度予算で8000万円を計上する、と12月22日の「読売新聞」が報じている。

 

 Twitterでは「子ども支援」がトレンド入りし、さまざまな意見が交わされているが、なかでも多いのが「8000万円」という、予算の額についてのもの。

 

 

《8000万円?少なくない?対象が10人くらいなのかな?》

 

《天才大事に育てるのは賛成!でも8000万で何ができるのって感じ》

 

《たった8000万円…桁が二つ違うんじゃないかな…》

 

《少なすぎるだろう。。。もっとドカンといけよ。ここで金使わないでイーロンマスクもザッカーバーグもジョン・ラセター(編集部注・アニメ映画監督、プロデューサー)も生まれんよ》

 

 など、支援の方針には賛成するものの、予算が少なすぎるという意見が大半を占めている。

 

 ただし、この8000万円という予算は、教育委員会や大学に授業づくりの検討を委託するものであり、本格的に全国で展開されるのはまだ先になりそうだ。

 

「ギフテッド」とは、Gift=贈り物を語源とし、生まれつき突出した才能を授かった人のこと。「並外れた集中力」や「深く激しい感情」などの特徴があり、知的能力の発達が年齢相応でないことも多く、普通の学校の授業が簡単すぎて興味が持てず、不登校になるケースもある。

 

「テスラ」「スペースX」などを率い、Twitterを買収したことでも話題になったイーロン・マスクは2021年、自らがアスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)だと明かしており、「ギフテッド」のひとりとされている。

 

 アメリカでは飛び級など、「ギフテッド」に対する教育プログラムが用意されており、フェイスブック(現メタ)創業者のマーク・ザッカーバーグも、そのプログラムの卒業生である。

 

 奇しくも、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』では、12月21日放送回から、「ギフテッド」を思わせる子供が登場しており、SNSでは

 

《丁度、朝ドラ「舞いあがれ」でギフテッドの子供が出てるから、よけいに気になる。海外のように日本でもギフテッドの子が才能を開花させられる環境が出来たらいいな~と思う》

という意見も見られた。

 

 2022年10月に公表された文部科学省の調査では、日本の小・中学校の不登校児童生徒数は、24万4940人で過去最多となっている。学校になじめないのにはいろいろな理由があるが、なかには「ギフテッド」ゆえ、という場合もあるかもしれない。

( SmartFLASH )

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