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「中国軍の工作だ!」自衛隊ヘリ事故、現地で流布する“陰謀論”尖閣問題が身近ゆえの島民たちが持つ「疑い」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.04.09 19:48 最終更新日:2023.04.11 13:00
4月6日に発生した、陸上自衛隊ヘリコプターの“消失”から3日。いまだ、同ヘリに搭乗していた第8師団長の坂本雄一陸将はじめ、幹部ら10人の行方は分からないままだ。
「宮古島周辺で突然、ヘリがレーダーから消えました。その2分前まで通信がおこなわれており、救難信号も出ていないため、『急に何かが起きた』としかいえない状態です。自衛隊は、潜水艦救難艦や300人規模での陸上での捜索などもおこなっていますが、まだ10人を見つけられていません。回転翼や燃料タンクらしき漂流物だけが発見されている状況です」(週刊誌記者)
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森下泰臣陸上幕僚長は、6日の夜に記者会見で「当該機の燃料枯渇、および発見された機材から総合的に判断し、航空事故と概定した」と、今回の事件を事故だと断定している。
しかし、現場となった宮古島の島民の間では、別の説がささやかれているという。
「何も証拠があるわけではありませんが、中国軍の工作員がレーザーを使ったり、あらかじめ、ヘリに工作をするなどして、“撃墜した”のではないか、とみんなで話し合ってます。今回、事故が起きたUH60ブラックホークは、米軍を中心に、世界中で愛用されている定番のヘリ。機械トラブルが原因による事故とは思えません。昼間で、天候が荒れていたわけでもないし、やはり何かあったんじゃないかと……」(宮古島で居酒屋を営む店主)
一方、陸上自衛隊の現役隊員は冷めた見方をしている。
「公式発表どおり、何かの事故でしょう。もし撃墜されたとなれば、もっと騒がしくなるはずですが、上層部が事故以外のことにあわてている様子はありません。パイロットの空間識失調の可能性がいちばん高いのではないでしょうか。パイロットが、自分の操作している航空機がどんな高度で、どういう状態にあるのか分からなくなってしまう現象です。フライトレコーダー(飛行記録装置)やボイスレコーダー(音声記録装置)が見つかれば、もう少し事故の概要もわかるでしょう。いずれにせよ、10人の発見を祈ります」
陸自トップの発表に逆らう“陰謀論”が、なぜ現地で流布しているのか。
「そもそも、宮古島、石垣島、そして与那国島の人たちは、沖縄本島や内地の人たちと感覚が違いますから。尖閣諸島が身近にあって、中国海警局の船を目撃した人たちもたくさんいるんですよ。台湾有事になったら、絶対に巻き込まれるという感覚があります。だから、今回の件も真っ先に中国を疑ってしまうんです。恐ろしいし、早く解明してほしいですよ」(前出・居酒屋店主)
少しでも早く、搭乗者10人が発見されることを願いたい。
( SmartFLASH )