4月21日、NHKは札幌放送局に所属する船岡久嗣アナウンサーを諭旨免職にしたと発表した。
NHKが発表した「職員の懲戒処分について」と題する文章には、
《被処分者は、2023年2月の夜、都内のマンション内に無断で侵入したとして警察に逮捕され、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けました》
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と船岡アナの起こした事件を説明し、
《その後、不起訴となりましたが、公共メディアの職員として社会的信用を大きく損なった責任は重いと判断しました》
と処分の理由を説明した。
「今回の諭旨免職の処分は『重いな』と感じました。Mさんの件もありますから……」
こう語るのはNHK職員だ。Mさんとは、2012年、私鉄車内で女子大生の下着内に手を入れ胸を触り、強制わいせつ容疑で現行犯逮捕されたNHKの元アナウンサーのこと。
「Mさんは酒に酔っていたとされ、『触った覚えはない』と容疑を否認しました。その後、処分保留のまま釈放、不起訴になっています。アナウンス業務からは外れましたが、いまでも職員として仕事をしています。一方の船岡さんも不起訴になりましたが、実質 “クビ” ですからね」(前出・職員)
NHKの業務は公益性があることから、人事処遇は、公務員と同じ人事院のガイドラインに則ることが多い。
「今回、船岡さんの処分もこのガイドラインを参考にしているはずです。処分に不服があれば裁判を起こせるので、本人と話し合い、双方が納得する形での処分になったはず。
年齢から推測すると、退職金は1500万円ほどだと思います。NHKに残って、針のむしろの上にいるより、新しく活躍できる場所を探したのでしょう」(同)
では、船岡アナの “新天地” はどこになるのか。
「過去の例をあげると、強制性交で逮捕・懲戒解雇されたフジテレビのプロデューサーが、現在はVシネマやグラビアアイドルのイメージビデオを手がけています。メディア関係者に知り合いが多ければ、このような裏方仕事をする道も。
ただ、船岡さんの場合は、アナウンサーという人前に出る職業でしたからね。再びアナウンサーに復帰するのは難しいでしょう。ありがちなのは、個人的な付き合いでナレーターや結婚式の司会進行など単発の仕事をこなしていくことでしょうか。人望があれば仕事は舞い込んでくると思います」(スポーツ紙記者)
“ストーカーアナ” に結婚を祝福されたくはないけれど……。
( SmartFLASH )