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小倉こども担当相「Jリーグ子連れ優先」謎の支援策に違和感続出 ひろゆき氏も訴える「そうじゃない感」

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.19 15:09 最終更新日:2023.07.19 15:12

小倉こども担当相「Jリーグ子連れ優先」謎の支援策に違和感続出 ひろゆき氏も訴える「そうじゃない感」

7月14日、首相官邸に入る小倉將信こども政策担当相(写真・時事通信)

 

 小倉將信こども政策担当相が進める「子育て支援策」が、物議を醸している。

 

 小倉氏は7月12日、東京・丸の内のサッカーJリーグのオフィスを視察し、子育て支援に向けてJリーグとの連携を強化する方針を確認した。

 

 Jリーグはこども家庭庁の理念に賛同し、子育てを支える「こどもまんなか応援サポーター」として活動すると宣言。スタジアムでの試合観戦やイベントで子連れ客らを優先する取り組みを各クラブに推奨。SNSを通じ、子ども向けのイベントの情報発信も強化する。

 

 

 こどもまんなか応援サポーターは、子どもや子育てに優しい社会をつくる運動の一環で、こども家庭庁が募集。企業や自治体などが参加している。

 

 小倉氏は「Jリーグに協力してもらうことで、(支援の)輪がほかのプロスポーツやさまざまな団体、企業に広がっていくことを期待したい」と述べた。

 

 前兵庫県明石市長の泉房穂氏は7月18日、自身のTwitterにこう書きこんだ。

 

《「違う。そうじゃない」と思わず口に出そうになった。Jリーグと連携して、子連れ客“優先”の推奨とのことだが、政策の“優先度”も“方向性”も間違っている。担当大臣なら、子育て費用(医療費・保育料・給食費など)の無償化など、もっと先にやるべきことがあるだろうに・・・》

 

 実業家のひろゆき氏も同日、自身のTwitteにこう書きこんだ。

 

《子供が居ない小倉将信こども政策大臣の考える「子育て支援策」・Jリーグの試合観戦で子連れ客らを優先 やる気のある無能の圧倒的な『それじゃない感』》

 

 SNSではほかにも、小倉氏の「子育て支援策」に向け、Jリーグが試合観戦やイベントで子連れ客らを優先することに批判的な声が多く上がっている。

 

《Jリーグ優先して見れたら子供増えるんですか? 子育て世帯のどんな声聞いて、こんな事業に繋がったんですか?》

 

《子ども食堂があるような現状で、Jリーグ観戦ができる層への支援したって子育て支援でも何でもない。レジャーへの支援じゃなくて、年少扶養控除復活、給食費無償化など、生活に関わる支援をすべき。予算がもったいない》

 

《3連休 子連れでJリーグ観戦して来たけど、楽しかったよ また行きたい Jリーグ観戦に対する、国の子育て支援は特に要らないデス》

 

 7月18日、小倉氏は記者会見で、少子化対策や子育て支援に対する理解を広げるため、政府が取り組む「国民運動」を22日から本格的に開始すると発表した。名称を「こどもまんなかアクション」とし、全国各地でリレー形式のシンポジウムを開いたり、SNSを活用して情報発信したりする方針だ。

 

 岸田政権が掲げる「次元の異なる少子化対策」の一環で、22日には、小倉氏や、タレントでサッカー元女子日本代表の丸山桂里奈らが参加し、子育て体験について話し合うキックオフイベントをこども家庭庁で開催する。岸田文雄首相も出席する方向で調整している。

 

 国民運動の一環として、子育て支援の先進事例を自治体や支援団体ごとに表彰する「こどもまんなかアワード(仮称)」を創設するほか、11月を、子育て支援の取り組みを集中的に講じる「秋のこどもまんなか月間」に定める方向だ。

 

 小倉氏は「子どもや子育てに優しい社会に向けた機運醸成のため、取り組みを継続的に進めていきたい」と述べた。

 

 SNSでは、7月22日に、「次元の異なる少子化対策」のための「国民運動」が本格的にスタートすることにも、批判的な声が多く上がった。

 

《こども家庭庁が予算5兆円もかけて『それじゃないだろ!』という謎の子育て支援策を次々と始めそうなんだけど、このズレた感覚は何なんだ?と何度考えても理解できない…》

 

《ハイハイ。『機運を醸成したい』だけで、こどもにお金は使いたくないのね。さすが「日本のこどもは国の宝」って無理矢理言わされた岸田総理らしいわ。異次元過ぎて呆れる》

 

《何このイベント。キッシー来たら逆効果じゃない? 無駄なお金ばかりつかわないでほしいわ、まじで》

 

《異次元すぎて… 異次元ではない少子化対策を望みます》

 

 7月16日、小倉氏が、若者が子育て家庭を訪れて育児の経験談を聞く「家族留学」の実施現場を視察した際には、SNSで《こども家庭庁を解体して減税してください》との声まで上がっていた。

 

 こども家庭庁の業務は幅広いとはいえ、小倉氏が発信するたびに強まる「無駄遣い」の声。小倉氏は「国民運動」を継続的に進めることができるのだろうか。

( SmartFLASH )

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