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「巻き爪で歩けない」ヘリ救助要請の登山女性に批判の声「先に病院へ行け」山岳遭難は年間3000件
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2023.07.27 16:56 最終更新日:2023.07.27 21:31
巻き爪による痛みで歩けなくなった登山客が救助を要請、ヘリで救助された一件が注目を集めている。
7月25日の『上毛新聞』が伝えているもので、記事によると、同日午後、群馬県みなかみ町の至仏山を下山していた56歳女性の夫から、「妻が左足の痛みで歩行困難になった」と119番通報があった。
女性は群馬県警のヘリで病院に搬送されたが、痛みの原因は、左足親指の「巻き爪」だったという。
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この記事が注目を集め、ネット界隈で論争となっている。
《自分も重度の巻き爪(両足)なんで気持ちはわかるけど対策してから山に行きましょうよ》
《私が独裁者だったら、巻爪が痛いからって救助ヘリ呼ぶような人は費用は全額負担の上、今後生涯登山禁止だ。登山を舐めすぎてる》
《巻き爪でヘリ呼ぶの恥ずかしすぎる 登山の前に病院行けや》
など、大多数は批判的な意見で、
《巻き爪だのサンダル半パン半袖等山を舐め切った登山者は全額負担させろって思ってる》
のように、救助費用を負担させるべしという声も多い。
「警察や消防など、公的機関が救助する場合、原則として費用負担はありません。ただし、民間機関となれば話は別。民間ヘリによる捜索では、1時間で50万円程度の費用がかかるとされています」(週刊誌記者)
その一方で、
《普段の生活でここまで痛む状況がなかったんだろうなぁと思います。自分も両足の親指巻き爪ですけど、日常生活で激痛が走ることはほぼ無いです。下山ルート、傾斜きつい下りが続いたのかな…》
《慣れない坂道でつま先にいつもより負担かかるとか、舗装されてなかったとか、靴を変えたとか、本当に些細な事で数時間後に酷い目を見る、、この方が悪いんじゃなくて運ですよね》
など、理解を示す声も少なくない。
巻き爪に悩む人は多く、20代から60代の男女のうち、約19%が巻き爪だという、医療器具メーカーの調査もある。特に女性に多く、高齢になるほど増える傾向があるとされている。
2023年6月に警察庁が発表した資料によると、2022年に発生した山岳遭難は3015件。死者・行方不明者は327人。遭難者のうち60歳以上が全体の50.7%を占めている。標高が高い山だけでなく、低い山、中級山岳でも事故が多発している。
夏山シーズン真っ盛りのいま、無事に帰ってこられるよう、万全の準備を。
( SmartFLASH )