牛丼チェーン「すき家」で起きた、ある出来事が注目を集めている。
8月21日配信の『J-CASTニュース』が報じているもので、すき家で提供された牛丼に、明らかに他人のものと見られる髪の毛が入っており、それを指摘した後の従業員の対応に苦言を呈するX(旧Twitter)への投稿に関する記事だ。
投稿者は『J-CAST』の取材に対し、従業員が「不貞腐れた態度だった」、髪の毛が入った牛丼を「奪いとるように調理場まで持って行きました」と話している。従業員に謝罪の言葉はなく、作り直すと言われたものの、食欲をなくした投稿者が「もう作らなくていいです」というと「すいません、お代は結構です」と言われたという。投稿者はこの件をすき家に連絡、責任者からは「マニュアルを度外視した滅茶苦茶な対応だった」と説明された――としている。すき家の広報は『J-CAST』の取材に対し、この件が事実だと認めている。なお、記事のもととなった投稿はすでに削除されている。
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すき家は、国内で1900店舗以上を展開する最大の牛丼チェーン。それだけに注目度は高く、この記事に対して6000を超えるヤフーコメントが寄せられている。
《どうやったら毛が入るのか。衛生管理は徹底してほしいし、しっかり謝ることは最低限当たり前》
《どんなに素晴らしいお店でも、たった1人こういう定員がいたら、素晴らしいお店から、もう行きたくないお店になる。働いてお金を稼ぐという大変さも、この店員には学んでほしい》
などのように、店や従業員を非難する意見はあるものの、さらに多いのは
《最近は低価格に慣れてしまって、多くの人はこういう場でもそれなりのサービスを要求するようになった。衛生面でも味でも、サービスでも値段相応を理解して飲食すべきだと思う》
《難しい時代になったと感じる。飲食のバイトが敬遠される中、やっとの思いでかき集めたバイトに、高度な接客を求めるのは無理がある》
《客に安価で提供するために従業員はかなり厳しい労働条件の下懸命にやっていると思う。まだ交換してくれるだけでも良いと思って利用している。従業員の質を求めるのであればチップ制の高級店に行くべきだと感じる》
という、対応に問題はあったものの、ある程度は許容してもいいのでは、という意見だ。
SNSでも
《400円程度の牛丼に何を求めてるんでしょうか。重大な過失でもないのに謝罪まで要求したり ネットで晒すのはやりすぎです》
という声がある。これも「SNSの功罪」なのか――。
( SmartFLASH )