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岸田首相、沖縄「バスケ観戦」に「取ってつけた」感の意見交換、車座対話で思い出される「パリ視察」騒動「ボールあげる前に税金下げて」

社会・政治 投稿日:2023.08.26 16:10FLASH編集部

岸田首相、沖縄「バスケ観戦」に「取ってつけた」感の意見交換、車座対話で思い出される「パリ視察」騒動「ボールあげる前に税金下げて」

かりゆし姿でティップオフを務める岸田文雄首相(右端)(写真・AFP=時事)

 

 岸田文雄首相は8月25日、沖縄県を訪問し、同日に開幕したバスケットボ―ル男子ワールドカップ(W杯)の試合を観戦した。

 

 沖縄の夏の正装「かりゆし」を着た岸田首相は、日本対ドイツの試合開始時に、両国選手間でボールを上げる「ティップオフ」を務めた。ネットには《岸田さんボールあげる前に税金下げてくれ》などツッコミが書きこまれたが、岸田首相はご機嫌の表情で、観客席からバスケを観戦をしていた。

 

 

 8月25日付の「朝日新聞デジタル」は「首相周辺は『今回の沖縄訪問はバスケの観戦がきっかけ。日帰りはできないので、翌日に視察や車座対話を入れた』と話す」と報じている。これでは、まともな視察は6時間程度で、残り時間に「エッフェル塔ポーズ」で撮影した写真が物議をかもした、自民党女性局のフランス研修とダブって見えてしまうのだが……。

 

「そう言われないためにも、官邸サイドは細心の注意を払ったようです。松野博一官房長官も、8月25日の記者会見で『大規模国際スポーツイベントの開催状況を視察し、日本代表の活躍を応援する。観光振興に関わる意見を受け止め、観光政策に生かす』と、語気強く説明していましたが、なんだか『取ってつけた感』が漂っていました。

 

 しかも、試合観戦翌日の26日には、地元経済界との意見交換や、2019年の火災から復元作業中の首里城を視察して、観光振興について車座対話をおこないましたが、おもだった予定はそれだけです。滞在時間もタイトではないので、玉城デニー沖縄県知事と会談したり、基地を視察したりすることもできたと思うのですが、それはなかったですね。地元の方々からは落胆の声が聞こえました」(政治担当記者)

 

 ネットニュースの書き込みにも《豪雨の被災地等には全然行かないのに、こういう所にはすぐ行くんだな》《国民が重税とインフレに苦しんでいる時に、人気取りのパフォーマンスなんて逆効果だろう》《福島地元の漁業関係者に会わないで沖縄でバスケ観て首里城観光か》《審判役する前に デニー知事と会談し沖縄の為に尽力してくれ》など、批判の声が目立った。岸田首相には、国民の願いが届いているのだろうか。

( SmartFLASH )

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