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「誰が助かんねん」加藤鮎子こども相、「こども誰でも通園制度」の“月10時間上限”にSNSで批判殺到

社会・政治 投稿日:2023.11.09 18:01FLASH編集部

「誰が助かんねん」加藤鮎子こども相、「こども誰でも通園制度」の“月10時間上限”にSNSで批判殺到

加藤鮎子こども制作担当相(写真・時事通信)

 

 11月8日、こども家庭庁は、親が働いているかどうかに関わらず、時間単位で保育所を利用できる「こども誰でも通園制度」の概要をまとめた。子ども1人当たり月10時間までの利用とし、どの保育所でも適切に対応できるよう、子どものアレルギーなどの情報を把握できるシステムをつくる。同日、時事通信が報じた。

 

 対象は保育所や幼稚園に通わない未就園児で、年齢は生後6カ月~2歳。10時間を超えて預けたい場合は、既存の「一時預かり事業」と併用してもらう。

 

 

 子どもが複数の保育所を利用する可能性があるため、保護者が子のアレルギーなどの健康状態やかかりつけ医、託児経験などをシステムに登録し、各保育所に提供できる仕組みを新たにつくる。当初は2024年度にモデル事業を始める予定だったが、今年度中にも実施できるようにするという。

 

 9月に新しく就任した加藤鮎子こども政策担当相は記者会見で、小学6年の長男と保育園児の次男の母として「当事者の視点をしっかりと生かしたい」とし、「子育てに取り組む方々は十人十色の悩みを抱えておられる。想像力を働かせ、聞く耳を持って施策をうちたい」と意気込みを語っていた。

 

 9月21日、「こども誰でも通園制度」の創設に向けた検討会の初会合では、冒頭、加藤氏は、「未就園児の方々を含め、子育て家庭の多くが孤立した育児の中で不安や悩みを抱えている」と指摘した上で「現場の皆様の意見を丁寧に伺いながら検討していくことが重要」だと強調した。

 

 検討会では、利用上限を月10時間とする方針が示された。月10時間の上限は少ないという意見も出たが、当初に示されたとおりの方針でまとまることになりそうだ。

 

 SNSでは、「月10時間の上限」について、批判的な声が多く上がっていた。

 

《こども誰でも通園制度って月10時間なんだって。誰が助かんねん。なにがインクルーシブじゃ。草も生えんわ》

 

《え?月10時間?週1で月4回来ても、1日二時間半? 泣いて終わりますよ? 毎日来ても4日目で泣かなくなったとしても次来るの来月だよ?え?やるならちゃんとやろうや。。》

 

 加藤氏に対しても批判的な声が上がっていた。

 

《小倉ならまだしも、子育てしてるんだから、断続的に登園したら子どもがどういう反応するか容易に想像できるだろうに。あんたの子どもは、慣らし保育無し・連休明けでもニコニコ登園してたのか?》

 

《ほんとあほだな 子育てしたことないやつが考えそうな発想 こんなのやって誰が得するんだよ》

 

 2児の母である加藤氏がこども政策担当相に就任したことで、期待する声も上がっていた。だが、国民の苦労は伝わっていないということか――。

( SmartFLASH )

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