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岸田首相、正月の報道番組で見せた笑顔に集まる国民の不信感 能登地震「たった40億円拠出」に反論した背景は

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.05 16:26 最終更新日:2024.01.05 16:33

岸田首相、正月の報道番組で見せた笑顔に集まる国民の不信感 能登地震「たった40億円拠出」に反論した背景は

1月5日、自民党仕事始めで、能登半島地震で亡くなった人たちに黙とうをささげる岸田文雄首相(右端)(写真・時事通信)

 

《以前から決まっていた出演かもしれないが、今はそれどころじゃないだろ》

 

 SNSに、そんな憤怒の書き込みが殺到している。

 

 1月4日放送の『プライムニュース』(BSフジ)に、岸田文雄首相が生出演。能登半島地震支援策、自民党の派閥政治資金パーティー問題で党内に発足させる「政治刷新本部」、党総裁選、世界主要国の選挙などについて語ったが、反町理キャスターや政治ジャーナリストの田﨑史郎氏らと、笑いながら語り合うリラックスした姿に、視聴者が拒絶反応を示したようである。

 

 

「同番組には2023年1月4日にも出演しているので、今回も、恒例のような形で出演が決まっていたのでしょう。断ることもできたと思いますが、首相周辺によると『国民に政府の取り組みを伝えるいい機会という判断』から、出演を決めたそうです。反町さんの聞き方につい乗ってしまったのでしょうが、あの笑顔の多さは、見る人によっては不謹慎という印象を持たれても、仕方ないですね。とくにアメリカ大統領選挙の話題では、のけ反りながら笑っていました」(週刊誌記者)

 

 ほかにもSNSには《北陸では水さえも貰えない国民がいるのに、今、そんな事をしている場合なのか? 災害対策するべきでは無いのか?》《国家の一大事に高笑い、この一刻にどれほどの石川県民の皆さんが、恐れ慄き寒い夜を迎えているのに… ヌクヌクとした中で、総裁選の展望などもってのほか》《能登半島地震に伴う原発の質問で食らいつく記者を無視して会見を切り上げ向かった先が、BSフジ「プライムニュース」の生本番。そこで岸田首相が語ったのが、総裁選への抱負》などの声があふれていた。

 

 会見や番組内では、能登半島地震の支援体制強化として、予備費から40億円を拠出すると表明したが、「たったの40億円か」など、額の少なさもSNSなどで批判されていた。これに対して岸田首相は「発言の一部だけを切り取って報じているのではないか」と反論。官邸関係者は「総理は自身の『増税メガネ』というあだ名が、SNSで広がったことに苦い思い出があります。そのことから『よく情報の真贋を見極めろ』と言いたかったのだと思います」と解説する。

 

 12月29日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で田﨑氏と激論を交わした、泉房穂前明石市長は、自身のXで《『BSフジに岸田出てるなぁ。ここに泉房穂さん呼んだらええのに』とのコメントですが、私としても、是非とも呼んでいただきたいと思っています。田﨑史郎さんとご一緒でも別々でも、どちらでも大丈夫です》と参戦に意欲満々だった。次回はぜひとも、首相がリラックスできないような相手を呼んでほしいところだ。

( SmartFLASH )

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