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「国会でチンピラ同然の恫喝」維新・藤田幹事長が国会中の“ヤジにブチ切れ”で批判殺到
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.01.30 16:33 最終更新日:2024.01.30 16:48
1月29日におこなわれた衆院予算委員会で、日本維新の会の藤田文武幹事長が、野党側席から飛ばされた野次に対してブチ切れる一幕があった。
藤田氏は、廃止要求を含めた批判が相次ぐ政策活動費について質問するなかで、「使われ方はおそらく2種類」「ひとつ目はおそらく、陣中見舞いとか、政治活動とかで現金をばらまいているんじゃないかという疑惑。そういう使われ方ですね」と発言。
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この発言の直後、野党側席から「馬場さん」と同党の馬場伸幸代表を引き合いに出す野次が飛んだ。
「馬場代表をめぐっては、2023年に『週刊文春』が馬場氏の『政策活動費』の問題点を報道。2016年から2021年の間に、『日本維新の会本部』は馬場氏が代表を務める政治団体『日本維新の会国会議員団』に約9億6400万円を支出しており、さらにそこから『政策活動費』名目で馬場伸幸個人に約2億4300万円を支出していると指摘しています。さらに、馬場代表は、2023年8月にも週刊文春に社会福祉法人“乗っ取り疑惑”を報じられ、1月18日にも、文春オンラインにその続報を出されています」(社会部記者)
こうした経緯もあっての「馬場さん」の野次だったと思われるが、藤田氏は、その野次の方向に体ごと向き直って、
「あ、馬場さん、やってないからね。いらんこと言うなやホンマ」と一喝。続けて、間髪入れずに「ええ加減にせえよ、ホンマ」と吐き捨てるように語ると、小野寺五典委員長から「ご静粛にお願いします」と注意を受ける展開となった。
野次を飛ばしたのは、立憲民主党の米山隆一議員だったことが、米山氏本人のXによって判明。米山氏は同日
《話題の件、藤田議員の「一つ目は恐らく陣中見舞いとか政治活動とかで現金をばらまいているんじゃないかという疑惑」の所で、私が一言「馬場さん!」と野次らせて頂いた所、「馬場さん、やってないから。いらん事言うなよ、ほんま。ええかげんにせえよ、ほんま」と仰られました》
と、投稿した。問題となった藤田氏の発言シーンの動画がSNSで拡散されると、SNS上には、
《まるでヤクザ》
《維新議員は国会ですら堂々とチンピラ同然の恫喝をするのか…。パワハラ体質過ぎるだろ》
《一瞬何が起きたのかよく分からなかったが、チンピラに変身したのだけはよく分かった》
などと批判の声が殺到。Xには「チンピラ」「馬場さん」がトレンド入りする事態となった。
当の藤田氏は衆院予算委員会後、日本維新の会の総務会長・やながせ裕文参院議員との対談動画のなかで、自身の発言について言及。米山議員の野次にキレた経緯を「前段があって、ずっと(野次を)言ってて。ほんで『不規則発言は』とか委員長言ってるのに、ずっと言ってるわけですよ。単純に邪魔じゃないですか。マジで摘み出してほしいと思いましたよ」と説明。
「僕は全部(野次が)聞こえるじゃないですか。視聴者に聞こえてないんですよね。だから、僕がいきなりキレたみたいな(印象になる)。だからね、今度からは名指しで言わないとダメですね。『米山隆一さん、ずっとうるさいんで出て行ってください』って。そうします。僕がひとりでキレたみたいな映像にね、野次ってマイク拾わないんですよ」
とも続けた。一連の藤田氏の説明を、やながせ氏が「今年の維新の流行語大賞は『ええ加減にせえよ』ですよ」と茶化すと、「ホント事務所にもかなりお電話をいただいて、反省しております」と苦笑しながら釈明した。しかし、この動画に対しても、
《地が出ただけでしょ》
《ガラが悪いのは間違いない》
《いや、それでもあの言い方はない。ヤジと変わらない。政治家に向いてないと思います。議長がいて議事録に残るのだから、ヤジが酷いのなら議長を通じて普通に抗議すべき》
などと批判の声があがった。米山氏に名指しされた形の維新・馬場代表は自身のXで、
《怒ったところを見た事が無い幹事長がこれだけキレるという事はどれだけ酷いヤジだったのか予想できます。最近の立憲のヤジ酷い》
と投稿した。しかし、これに対してもコメント欄には、
《この位素早い疑惑のご説明もお願いします そもそも馬場さん本人が国民を納得させる説明をしてたら、こんな事になってないんですよね?》
《こんなヤジでここまで反応するんだから、どれだけ身に覚えのある事だったのか予想できます》
などの声が寄せられ、火に油を注ぐ結果となってしまっている。
( SmartFLASH )