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宮沢博行議員「パパ活辞任」めぐり岸田首相の“答弁”に批判、本人には「国会で説明させるべきだ」の声も

社会・政治 投稿日:2024.04.25 16:22FLASH編集部

宮沢博行議員「パパ活辞任」めぐり岸田首相の“答弁”に批判、本人には「国会で説明させるべきだ」の声も

(写真・時事通信)

 

 4月24日、前日に一身上の都合により議員辞職願を提出した自民党旧安倍派の宮沢博行衆院議員(比例東海)の不祥事の内容が、“パパ活”であることがわかった。同日、文春オンラインが報じた。宮沢氏は「私の不祥事が重なり、辞職を決意した」と述べていたが、不祥事の内容については明かしていなかった。

 

 文春オンラインによると、宮沢氏は静岡に妻子がいるが、東京で当時28歳の女性と、金銭的な援助を伴う同棲生活を送っていたという。宮沢氏は同日に離党届を自民党に提出し、受理された。

 

 

 同日の参院予算委員会では、立憲民主党の蓮舫参院議員がさっそくこの問題を取り上げた。文春オンラインが報じた内容をあげ、「事実か?」と問うた蓮舫氏に、自民党総裁である岸田文雄首相はこう答弁した。

 

「報道等が流れていることは承知しているが、本人からは『一身上の都合で辞職したい』という連絡が党にあった」

 

 蓮舫氏は「一身上の都合が政治活動ではなく、私生活での不適切な行為。1人で勝手に辞めさせるのではなく、自民党総裁としてきっちりヒアリングをして厳格な処分をして、(本人に)説明をさせてから辞職をうながすのが自民党総裁としての役割ではないか」と指摘。

 

 すると岸田首相は「辞職をしたいという意向については本人の判断。政治家としての活動の中での出来事なので、政治家として本人が説明責任を果たしていくことが重要であると認識している」と答弁した。

 

 宮沢氏は2023年に防衛副大臣に就任するも、安倍派による組織的な裏金作りが発覚して辞任。2023年12月、宮沢氏は「派閥の方から、かつて収支報告書に記載しなくて良いと指示がございました。3年間で140万円(その後の党の調査で132万円と判明)です。はっきり申し上げます。しゃべるな! しゃべるな! これですよ」と公然と派閥幹部を批判し注目を集めた。

 

 そして、2024年1月には、「清和政策研究会(安倍派)は、解散すべきである。わたしは派閥に残り、派閥を介錯(かいしゃく)する。安倍派を介錯する」と安倍派の解散を求める声を上げていた。

 

 週刊文春の直撃取材に宮沢氏は、「(裏金については)秘書が管理している」とし、女性たちには使っていないとしたものの、SNSでは批判的な声が多く上がっている。

 

《自民党裏金の「政治活動の自由」に「パパ活動の自由」が含まれるのか》

 

《国会議員不適合者であり、議員辞職は当然だが、このような無節操な活動がバレるまで公金や裏金をどのように使っていたのか、国会で説明させるべきだ》

 

《自民党は毎年160億円も政党交付金を受取って、その実態はパーティー、裏金、ストリップダンス、援交かよぉ!? もう政党交付金は廃止したら!?》

 

 パパ活疑惑が岸田首相の言うように「政治活動のなかでの出来事」とするなら、裏金が使われていないか、本人に説明させるべきだろう。

( SmartFLASH )

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