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蓮舫議員「批判ばかり」苦言に反発するも厳しいスタートダッシュ…党内からも批判が出た “花束事件”

社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.06.03 16:13 最終更新日:2024.06.03 18:59

蓮舫議員「批判ばかり」苦言に反発するも厳しいスタートダッシュ…党内からも批判が出た “花束事件”

 

 5月27日、小池百合子東京都知事の機先を制する形で、都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への立候補を表明した立憲民主党蓮舫参院議員。

 

「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしいという国民の声ははっきりしている。その先頭に立つのが、私の使命だ」と、高らかに無所属での出馬を宣言したものの、スタートダッシュに成功したとは言いがたい状況だ。

 

 

 5月30日、『めざまし8』(フジテレビ系)で、MCを務める俳優谷原章介は、蓮舫氏についてこう言及した。

 

「注目は、蓮舫さんがこれからどういうふうな政策。こういう都にしたいんだというものをどう打ち出してくるのかということ」

 

「相手を批判する合戦ではなくて、きちんと政策でどういう都にしたいんだ。私はこういうふうに、より都民のみなさんにとっていい都を作り上げるよっていう、政策のほうで論争を繰り返していただきたい」

 

 6月2日には、『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した、タレントの真鍋かをりが、小池氏と蓮舫氏の対決が注目されることについて、こう言及した。

 

「蓮舫さんが出てきたことによって、国政の構図がそのまま都知事選にも流れてきちゃっているような感覚になって。都民としては選挙に対してのテンションがあんまり上がらないというか。

 

 自民党の裏金問題があって、野党が『ワ〜』って言うけど、別に文句しか言ってないみたいなのが、もうウンザリって思っているところに、都知事選でもそうなるのか、みたいな。蓮舫さんがいることによって、その構図でやらなきゃいけないのかな」

 

 お笑いコンビ「三四郎」の小宮浩信も、真鍋の発言を受け、こう同調した。

 

「蓮舫さんがすごい攻撃的でシンプルに怖い。ニュースを見てても、公約みたいなのが具体的にわからない。攻撃してばっか」

 

 同日、JR有楽町駅前で、初めて街頭演説に立った蓮舫氏は、小池氏が最近の東京の選挙で自民党候補を支援していることをあげ、こう聴衆に呼びかけた。

 

「どこから変わったんでしょうか。よりによって、今なぜ政治とカネに厳しい声が国民から都民から出ている政党と近づくのか。この感覚と私とは違うことは、ぜひ言わせていただきたい。これは批判ではない。ファクトじゃないですか。なにかあったら蓮舫は批判ばかりというが、そうでしょうか」

 

 さらに蓮舫氏は「国政と都政はなかなか線引きが難しい。いちばんわかりやすい都知事の評価は、公約だ」と述べ、小池氏が2016年の最初の都知事選で訴えた「7つゼロ」(待機児童や介護離職、残業、多摩格差、満員電車、都道の電柱、ペット殺処分など)について疑問を投げかける。

 

「(小池氏が)ゼロと言ったから、いったいどうなったんですかと(出馬)会見で問うたら、『蓮舫は批判ばかり』と言われるのはおかしい。私は、堂々と問わせていただきたい」

 

 演説後、自身の公約発表の時期について記者団に問われた蓮舫氏は、小池氏が3選出馬を表明し、公約を発表するタイミングに合わせる考えを示した。だが、蓮舫氏が率先して公約を発表しないことに、「X」では批判的な声が殺到している。

 

《小池都知事が出馬表明してくれないと公約も政策も発表できない蓮舫じゃん 基本戦術が相手が出した事を批判するスタイルだから初手で出せない》

 

《蓮舫が百合子の「7つのゼロの公約はどこ行った!」って捲し立ててるけど、あんなもん2016年都知事選の話だし、2020年ではきれいさっぱりなかったことになってる。4年前も左派メディアで「大半は未達成!」って散々書かれたけどボロ勝ちしたわけだ。お前何年前の話をしとんねんと思うわな》

 

《蓮舫氏の東京都知事選出馬表明は東京都の事を考えてと言うよりも自民党の低落さに便乗しての追い風に乗ろうとしてるのが透けて見えるのがいやらしい》

 

 小池氏は5月29日に出馬表明すると見られていたが、同日には、蓮舫氏の「上から目線」を感じさせる言動もあった。

 

「蓮舫氏は午後2時ごろ、都議会でおこなわれていた小池知事の所信表明演説が終わった直後、都庁に乗り込みました。立憲民主党や共産など6会派の控室で立候補のあいさつと支援の呼びかけをしましたが、さすがに自民党、公明党、都民ファーストの会にはあいさつをしませんでした」(政治担当記者)

 

 蓮舫氏が共産党の控室を訪れたとき、こんな一幕があったという。

 

「共産党の控室では、大山とも子都議団長ら多くの関係者が出迎えました。蓮舫氏が『立候補を決めました。ぜひ一緒に、住みやすい、暮らしやすい、明るいあたたかな東京をつくらせていただきたい』とあいさつすると、大きな拍手と歓声があがりました。

 

 大山氏から花束を贈られると驚いた表情を見せた蓮舫氏でしたが、すぐに満面の笑顔になり、『立憲の子からも、もらっていないのに』と発言したのです。

 

 立憲民主党の都議を子ども扱いするような言葉に、党内からは『蓮舫さん、相変わらずだなあ。あれはダメだよ』の声があがりました」(同)

 

 機先を制するはずが、厳しいスタートダッシュとなってしまった蓮舫氏。都民が納得できる公約を高らかに掲げることはできるだろうか。

( SmartFLASH )

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