社会・政治
立憲・泉代表、連合・芳野会長に「ペコペコ」で信頼完全喪失「首相像をイメージできない」代表に高まる交代論
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2024.07.15 16:30 最終更新日:2024.07.15 16:30
「政権交代へみんなで力を合わせて向かっている最中だ。もめている暇はない」
7月13日、立憲民主党の泉健太代表は、新潟県新発田市での囲み取材に対し、こう語った。
これは、7月9日に同党の小沢一郎衆院議員が、9月に予定される党代表選挙について「野党の共闘態勢を構築できる体制に変えなければ駄目だ。泉氏なら沈没だ」と述べて、泉代表に退陣を求めたことに対する反論だった。
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しかし、X上では泉氏に対して、こんなあきれ声があがっている。
《揉める原因を作っているのが泉健太くんですがね》
《もめている暇が無いのならさっさと交代するべき!》
《もめてる原因はあなたですよ?》
野党支持者からも信頼を完全に失いつつある要因のひとつは、泉氏の発言の2日前のできごとにあった。
7月11日、泉氏は党本部で、連合の芳野友子会長と会談した。会談後、記者団の取材に応じた芳野氏は、都知事選で元立憲議員の蓮舫氏が負けたことを踏まえ、こう語った。
「(蓮舫さんは)共産党からの候補者のように見えてしまっていた。少し共産党が前面に出過ぎていたということで、逃げてしまった票もあったのではないか」
政治部記者が言う。
「芳野会長の発言を隣で神妙な面持ちで聞いていた泉代表が、心なしか小さく見えてしまいましたね。傍から見ると、まるで上司から怒られて、ペコペコと謝っている部下のよう……。
連合が蓮舫氏を全面支援していたならまだしも、明言はせずとも、小池百合子都知事を支援するスタンスを芳野会長は見せていました。
そんな“二枚舌”を目の当たりにしながら、黙って聞いているだけでは『野党第1党の代表』のメンツが丸つぶれといった印象を抱かせてしまいました」
泉氏については、党内でも苦言があがっているようだ。立憲民主党関係者は皮肉混じりにこう話す。
「野党第1党の代表は『この人が首相になったら』というイメージが湧くような人でなければ、自民党相手に勝てません。
“泉首相”ってイメージできないですよね。それは、今度の代表戦への立候補を表明した枝野(幸男)さんもしかり。
そうなると、野田佳彦さんくらいしかいないのではないでしょうか。さらに言うなら、芳野会長にも対等に物事が言えるような代表を望んでいます」
9月下旬の金曜日には、自民党総裁選が予定されている。一方の立憲民主党は「自民党総裁選のニュースに埋もれてしまわないように、自民党総裁選の5日前の日曜日に代表選を予定しています」(前出・記者)というが……。
立憲民主党は、堂々と「政権奪取を目指す」といえる代表を見つけることができるのか。
( SmartFLASH )