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【大阪万博】ミャクミャク、アニメ発表に世論冷え冷え…老若男女にアピール目指すも深夜放送の“チグハグ感”
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大阪・関西万博公式HPより
2月10日、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」協会が、3月3日からNHK総合テレビで、万博公式キャラクター「ミャクミャク」のテレビアニメが放映されることを発表した。
「1日2話ずつ、4夜連続で放送されます。タイトルは『はーい!ミャクミャクです』になります。
協会によると、4コマ漫画を意識した1話2分のショートアニメで、『いのちや未来』について話すためにミャクミャクが街にやってきます。
そして過去や未来が見える6つの目を通して、“おっちゃん”や“ナオヤ”と『いのち輝く未来社会』などの話をするストーリーだそうです」(芸能担当記者)
シュールな印象もあるが、驚いたのはミャクミャクが「35億年前に誕生した不思議ないきもの」と説明されていることだ。
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これまで協会はホームページで「細胞と水がひとつになったことで生まれ、正体は不明。出生地は関西のどこかにある小さな湧水地」として、ミャクミャクの正体を明かしてこなかったのだが……。しかも、アニメでのミャクミャクは饒舌だという。
「協会はこの放送で、『機運を盛り上げたい』と説明しています。4月13日の開幕まで、およそ2カ月となりましたが、2300万枚に設定しているチケット総販売数のうち前売り券は1400万枚を目指しています。しかし、1月29日時点での販売数は約766万枚。半分程度です。
2024年12月に大阪府と大阪市が実施したインターネットアンケートでは、来場の意向を示した人が約35%で、1年前の調査から1.1ポイントの微増にとどまりました。
いまだに関心が薄い現状を前に、話題作りは欠かせません。2月6日には、この万博で、日本テレビ系で放送されている『全日本仮装大賞』のグランドチャンピオン大会の開催も発表されました」(社会部記者)
だが、アニメの放送は深夜23時45分から。にもかかわらず、「子どもから大人まで幅広い層の方々に楽しんでいただきたい」という協会の目論見には、チグハグ感が拭えない。
Xには《アニメを見た子供が悪夢にうなされそうで心配です》《これも万博予算で作るん?アニメはお金がかかるんよ。無駄遣い》《盛り上げるつもりが、そもそもワクワク感などどこにもなく…》など、機運醸成効果を疑問視するのポストが目立っていた。
機運が高まる「妙薬」はあるのだろうか。