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小池百合子知事が週末の外出自粛を要請「感染爆発の重大局面」

社会・政治 投稿日:2020.03.25 21:16FLASH編集部

小池百合子知事が週末の外出自粛を要請「感染爆発の重大局面」

 

 3月25日、都内で40人以上の新型コロナウイルスの感染確認があったことを受け、小池百合子東京都知事が会見を開いた。「今は、感染爆発の重大局面。その自覚を持って、行動していただきたい」と発言した。

 

 小池都知事は、「今週に入りまして、陽性の患者さんが増えております。この3日間で74名。本日感染が確認された方は感染経路が不明な方が10名以上。爆発的な増加を防ぐため、危機意識を持って行動してほしい」と語った。

 

 具体的には、「平日はできるだけ仕事は自宅でおこなっていただき、夜間の外出もお控えいただきたい。この週末、お急ぎでない外出はぜひとも控えていただきたい」と要請した。

 

 

 感染経路が不明な患者が増えていることについては、「追えない方々が増えているのは事実であり、最も憂慮するところ。すでに感染していながら、特に体力のある方々、行動力のある若い方々が、感染自覚がないまま活動されることがある。狭い場所での集会であったり、食事会など、それぞれの方々の活動について、改めて見直していただきたい」と語った。

 

 3月22日、さいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「K-1」についても、「感染拡大防止の観点からいかがなものかと、多くの批判もあった」と言及。

 

 続けて、「3月28日、後楽園でも開催予定だった。24日から実行委員会に対し、主催者として開催について考えるよう要請しておりました。先ほどK-1の実行委員会から、感染拡大を防止するため『無観客試合で対応する』と、前向きなご連絡をいただきました」と明かした。
 

 ただ、こうしたイベント事業者に対する補償については、「まず自粛をお願いするということでございます。税金を投入することが正しいかどうかは、議論のあるところ」と話すにとどめた。

 

 小池都知事は、今回の発表について「呼びかけ」ではなく「要請」だと話す。

 

「世界が非常に厳しい状況でロックダウン(都市封鎖)をしております。一方、わが国ではさまざまな法律や規則で、自粛をお願いする体制。法律を超え、どうやって難局を乗り越えていくか、皆さまの自覚を促すことが必要です」

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