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北京五輪で相次ぐ【疑惑のジャッジ】に疑問の声…高梨沙羅は号泣、高木菜那も怒りをにじませる

スポーツ 投稿日:2022.02.08 19:40FLASH編集部

北京五輪で相次ぐ【疑惑のジャッジ】に疑問の声…高梨沙羅は号泣、高木菜那も怒りをにじませる

号泣する高梨沙羅を支える小林陵侑(写真・JMPA)

 

 開催中の北京五輪で、フィギュア日本団体が初の銅メダルを獲得するなど、嬉しいニュースが舞い込んでくる一方、他競技では、「疑惑のジャッジ」ともいえる不可解な試合が続いている。

 

 2月7日、ジャンプ混合団体で出場した高梨沙羅が、スーツの規定違反で失格となった。1番手で103mという大ジャンプを決め、チームに勢いを与えたかと思ったが、まさかの失格。高梨は号泣しながら、スタッフに抱えられて控室に戻っていった。

 

 

「スーツの寸法は、国際スキー連盟(FIS)によって厳しく規定が決まっています。もしスーツに余裕があれば、空中で空気をためることができ、結果に大きく影響するからです。

 

 スーツの寸法は選手の体にフィットしていなければならず、男子はプラス1cm~3cm、女子は2cm~4cmの余裕が認められています。今回、高梨はジャンプ後の抜き打ち検査で、太腿周りのサイズが規定を2cmオーバーしていたことがわかり、失格となりました」(スポーツ誌ライター)

 

 スーツの規定違反自体は、珍しいことではない。高梨自身、2018年と2021年にもスーツ規定違反での失格を経験している。

 

 ただ、今回、失格者が出たのは日本だけではなかった。オーストリア、ドイツ、ノルウェーの選手、それもすべて女子選手たちが相次いで失格。10カ国のうち4カ国で規定違反が出てしまったのだ。

 

 この結果に、ドイツチームの監督は「とんでもなく腹を立てているし、理解できない。私たちのチームは素晴らしいジャンプを見せた」と怒りの声をあげた。

 

 ノルウェー女子代表で失格となったシリエ・オプセト選手も、同国のメディアに「審査員はまったく異なる方法で(スーツを)測定した」と証言。各国から、測定方法に疑問の声があがっている状況だ。

 

 これに対し、ジャンプ競技の器具チェック担当者は、ノルウェーのメディアに「スーツの測定方法は何があっても同じでなければならない」と、通常どおりのスーツチェックだったことを語っている。

 

「“疑惑のジャッジ” を経験したのは高梨だけではありません。同日開催のスピードスケート女子1500mに出場した高木菜那も、怒りを見せています。

 

 序盤はいい滑り出しだったのですが、終盤に同組で滑った中国選手と重なるように接触。高木選手にレーンの優先権があったにもかかわらず、スムーズにレーンを入れかわれずに減速し、結果は8位に終わりました。

 

 試合後には、『なぜ譲ってくれなかったのかな。あれはさすがに相手がダメなんじゃないか』と悔しさを見せました。

 

 このほか、スピードスケート・ショートトラックでも、5日の混合リレーや7日の男子1000メートルなどで、中国選手に有利な判定が相次いだとして、各国から抗議されています。

 

 実際、緊急会見を開いた韓国選手団は、スポーツ仲裁裁判所への提訴や、IOCのバッハ会長との直接会談の要求、今大会の氷上種目のボイコットを検討するなど、かなりの強硬姿勢です」(同上)

 

 相次ぐ不穏な結果に、SNSからも疑問の声が後を絶たない。

 

《アウトが優先なのに譲らなかった中国人選手による高木菜那ちゃんの無念、高木美帆ちゃんの銀メダル、跳んだ後の抜き打ちで失格になった高梨沙羅ちゃん。 なんか、もやもやする》

 

《北京五輪は不可解なジャッジ多過ぎて見る気失せた…》

 

《なぜこんなにも規定違反が出るの。ショートトラック混合の失格もおかしかったし》

 

 波乱の北京五輪になりそうだ。

 

( SmartFLASH )

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