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2022年プロ野球【最低の監督】アンケート…3位は中日・立浪、2位は巨人・原、1位は?
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.19 16:59 最終更新日:2022.11.29 16:00
2022年のプロ野球も、残すは10月22日から始まる日本シリーズのみとなった。ヤクルト・村上宗隆の「三冠王」、ロッテ・佐々木朗希の「完全試合」などの快挙もあった2022年だが、ここでは指揮官に注目してみたい。
本誌は「2022年プロ野球『最低の監督』は誰?」のアンケートを、全国500人の男女を対象におこなった。2022年に指揮を執った12人の監督のなかから1人だけを選んでもらい、集計した。
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下位から順に発表していこう。
12位はオリックスの中嶋聡監督で2票。終盤の大混戦を逆転で制し、チームを連覇に導いた手腕はお見事。納得の順位だろう。
11位は4票で西武の辻発彦監督。6位に沈んだ2021年から、2022年は3位に。今季で退任したが、監督6年間でリーグ優勝2回、CS進出5回は立派。
10位はソフトバンクの藤本博史監督で12票。就任1年めだが、開幕から8連勝で「新人監督の開幕連勝記録」を更新した。同じく12票で10位はロッテの井口資仁監督。チームは5位と低迷したが、佐々木朗希など、若手の育成が評価されたか。
8位は広島の佐々岡真司監督で18票。選択理由は「ワンパターンな攻撃」「若手の台頭が見られない」など。来季は新井貴浩新監督にバトンを渡す。
7位はDeNAの三浦大輔監督で19票。2021年は最下位も、2022年は2位に躍進。ただ、CSで阪神に連敗したダメージは小さくなかったようだ。
6位はヤクルトの高津臣吾監督で21票。リーグ連覇を果たしたが、そのやっかみなのか……。
ここからはいよいよワースト5。
5位は楽天の石井一久監督で33票。「選手の高齢化が目立つ」などの意見が。5月に貯金18で圧倒的大差の首位だったが失速、最終的に負け越して4位という成績では致し方なし。地元・宮城県からの票も多かった。
4位は阪神の矢野燿大監督で35票。セ・リーグのワースト記録となる開幕9連敗を喫するなど序盤は苦しんだものの、最終的には3位でCS進出。ただ、春季キャンプインの前に年内で監督退任する意向を明かしたことは批判を浴びた。35票中12票が「シーズンが始まる前の『監督やめる』発言は選手のモチベーションを下げる」と指摘していた。
3位は中日の立浪和義監督で42票。選択理由は「チーム順位が低いだけでなく、根尾昂のシーズン途中での投手への配置転換など選手の起用もめちゃくちゃ」「現場がビクビクして機能していない」など。最下位という成績だけでなく、コーチによる選手への “恫喝” が問題視されるなど、ゴタゴタも明るみに出た影響は大きかったようだ。
2位は巨人の原辰徳監督で、3位を大きく引き離す144票。理由は「あんなにお金と選手を使っても勝てない」「選手を生かし切れていない」「長期政権で権力一極集中の悪さの極み」など。球団史上2度めとなる2年連続負け越しで4位に沈んだだけに、厳しい声が並ぶ。
さらには「選手の私生活の乱れがひどい」「スキャンダルのあった選手に対して罰則を与えない」など、プレー以外での批判も目立った。9月に発覚した坂本勇人の「中絶トラブル」の影響もあってのワースト2位だった。
そして1位は、158票を集めた日本ハムの“ビッグボス”こと新庄剛志監督。
「話題は大きかったが悪目立ちで成績につながらなかった」「テレビに出過ぎ」「自分が目立つことばかり気にして選手が気の毒」「話題にはなったが、口ばっかりだった」など、ごもっともな意見が多数。監督1年めはダントツの最下位。
就任会見で「優勝なんか目指さない」と発言、「今年はトライアウト、選手全員を一軍で使う」と選手の入れ替えが激しく、起用法もコロコロ変えた。「思いつきでやりすぎ」「采配に一貫性がなく、勝負を放棄していた」という批判も当然だろう。
2023年シーズンは登録名を「BIGBOSS」から「新庄剛志」に変更し、新本拠地のエスコンフィールドで監督2年めに挑むが、汚名返上となるか。
( SmartFLASH )