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元ドイツ代表ピエール・リトバルスキーがW杯を大胆予想「日本は決勝Tへ行ける!」ーー秘策は「ボールを奪って5秒でタテ速攻」

スポーツ 投稿日:2022.11.19 06:00FLASH編集部

元ドイツ代表ピエール・リトバルスキーがW杯を大胆予想「日本は決勝Tへ行ける!」ーー秘策は「ボールを奪って5秒でタテ速攻」

元ドイツ代表ピエール・リトバルスキー

 

 11月20日(現地時間)に開幕するカタールW杯。初のベスト8進出を狙う日本代表は、1次リーグでドイツ(同23日)、コスタリカ(同27日)、スペイン(12月1日)と対戦する。1次リーグ突破のためには初戦で勝利、もしくは引き分けに持ち込みたいが、対戦相手のドイツは過去優勝、準優勝ともに4回を誇る強豪だ。かつてドイツ(当時は西ドイツ)代表としてW杯決勝を3度経験し、Jリーグ創成期には日本でも活躍したピエール・リトバルスキー氏(62)に、森保ジャパンがドイツから勝ち点を奪うための “秘策” を聞いた。

 

「ドイツとスペインが有力なのは確かだが、コスタリカはどんなサッカーをするのか、イメージし難いところに怖さがある。日本は前回のロシア大会でのパフォーマンスはよかったし、今では代表選手の多くが欧州でプレーしている。9月のドイツ遠征でのアメリカ戦(〇2-0)ではプレッシングが利いていたし、攻撃のバリエーションも以前に比べ増えていただけに、どんな戦いをするか楽しみだ」

 

 

 日本とドイツは過去2戦(1分1敗)しているが、W杯での対戦は初めて。かつて、ドリブラーとして鳴らしたリトバルスキー氏に日本の注目選手を聞くと、真っ先に名前が挙がったのが三笘薫(25・ブライトン)だった。

 

「スピードがあって、ドリブルでの仕掛けだけでなく、パスやシュートもできる私好みの選手。ドリブルと見せかけて、アウトサイドでパスを出すなどトリッキーなプレーもあるし、ペナルティエリア付近でボールを持ったら、ドイツのDFはやりにくいはず。中盤では、シュトゥットガルトで主将を務める遠藤航(29)が、ボランチとして守備をするだけでなく、ボールを前に運ぶプレーもうまくなっているだけに、キーとなる選手だろう」

 

■ドイツの選手はそれほど日本を研究しない

 

 日本代表には、遠藤のほか、吉田麻也(34・シャルケ)や浅野拓磨(27・ボーフム)、鎌田大地(26・フランクフルト)、板倉滉(25・ボルシアMG)、田中碧(24・フォルトゥナ・デュッセルドルフ)、堂安律(24・フライブルク)、伊藤洋輝(23・シュトゥットガルト)と、ブンデスリーガのクラブに所属する選手が多い。ふだんからドイツでプレーする彼らの存在は、アドバンテージになりそうな気もするが……。

 

「それは間違いない。ドイツ代表のほとんどの選手はブンデスリーガでプレーしているので、日本の選手は特徴をよくわかっているし、自信を持ってプレーできるだろうからね。以前の日本人選手はシャイだったけど、たとえば堂安は好調のフライブルク(14節を終えてリーグ3位)でも、まわりの選手を鼓舞しながら力強いプレーを見せている。ドイツも、簡単に勝てるとは思っていないはずだ」

 

 そして、リトバルスキー氏は、ドイツの第2戦の相手がスペインであることも、日本にとって有利に働くことがあるかもしれないと続ける。

 

「日本の選手は、ドイツの映像をたくさん見て研究するはず。ただ、ドイツの選手はスタッフから最低限の情報は得ても、それほど日本を研究することはないだろう。リスペクトしつつも、ドイツ人は日本人ほど勤勉ではない。W杯が開幕すれば、対戦国の試合はチェックするだろうが、日本対ドイツはグループEの初戦だけにチャンスかもしれない。また、第2戦のスペイン戦を100%のコンディションで迎えたいドイツは、初戦からエンジン全開でくるかどうか」

 

 日本がドイツから勝ち点を奪う秘策はあるだろうか。

 

「ディフェンスラインを押し上げ、前線からプレッシャーをかけ続ければチャンスは来る。ドイツは最近、ボランチのところでミスが出るし、CBのジューレはスピードがないので、縦に速く攻めることは有効。ボールを奪ったら、素早く5秒でどう攻めるか。それができたらおもしろい」

 

 絶対的なストライカーの不在はあるが、強豪バイエルンの選手を中心に好選手が揃うドイツ。日本が警戒すべき選手は誰なのか。

 

「ハヴァーツ(23・チェルシー)は要注意だね。本来はMFだけど、トップでもプレーできる。ポジショニングが巧みで、背が高くヘディングが強いのに加えて、パスもシュートもうまい。ボールを受けてから一度パスをして動きだすため、マークするのは簡単ではない。

 

 それと、左ウイングのサネ(26・バイエルン)もスピードがあって、サイドに張っているだけでなく、隙を見せれば中央からでもDFの背後を突いてくる。ハイスピードのドリブルが武器で、少しでもスペースを与えると命取りになる。一方、逆サイドのニャブリ(27・バイエルン)はドリブルはうまいけど、体格は日本人に近く、比較的抑えやすいかもしれない。

 

 ほかにも、守護神のGKノイアー(36・バイエルン)は健在だし、ボランチのキミッヒ(27・バイエルン)はチャンスがあればミドルシュートをどんどん狙ってくるので注意が必要だ」

 

■今の若い選手にもう “ゲルマン魂” はない

 

 日本で評価が急上昇している鎌田が、ドイツでどう評価されているかも気になる。

 

「ハヴァーツと同じで、中盤で一度ボールを受けてから出ていくのが鎌田のスタイル。フランクフルトでも点を取っているし(チームトップの7ゴール)、もう少し左足がうまくなれば、バリエーションが出てくるはず。センスはあるし、そうなればもっとゴールできる可能性がある」

 

 ずばり、グループEの順位予想を聞くと、「私はまだ日本と仕事がしたいからね」と笑い、こう続けた。

 

「何も起こらなければドイツとスペインが突破する。でも、やっぱりドイツと日本に通過してもらいたい。だから、希望をこめて1位ドイツ、2位日本、3位スペイン、4位コスタリカと予想する。ドイツは初戦で日本と引き分けても、スペインとコスタリカに連勝すれば勝ち点7で首位通過できる。日本も初戦でドイツと引き分ければ、2戦めでコスタリカに勝って、3戦めでスペインと引き分けられれば勝ち点5で2位通過できる」

 

 かつて、ドイツ代表の勝負強さや、最後まで諦めない精神を表わすため “ゲルマン魂” という言葉が使われた。だが、リトバルスキー氏は今の代表チームに、そうした精神はもうないと言う。

 

「私が現役のころは仲間を尊敬しながらも、妥協せずに自分のよさを発揮するために、味方同士でよくぶつかったもの。でも、時代は変わった。そうした変化は日本も一緒だろうし、今の若い選手に “ゲルマン魂” はもうない。私としては、とにかくドイツ相手に、日本がどう戦うのかに興味を持っている。どういう結果になっても点は入りそうだし、2-2なんてスコアもあるかもしれないね」

 

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ピエール・リトバルスキー
1960年4月16日生まれ 西ベルリン出身 西ドイツ代表(現ドイツ代表)としてW杯に3度出場し、優勝1回(1990年)、準優勝2回(1982年、1986年)。1993年に来日し、ジェフ市原(現ジェフ千葉)などでプレーし、監督として横浜FC、アビスパ福岡などを率いた経験も。現在は、ブンデスリーガの強豪ヴォルフスブルクのスカウト部長を務める

 

写真・渡辺航滋、AP/アフロ
取材&文・栗原正夫

( 週刊FLASH 2022年11月29日・12月6日合併号 )

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