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大谷翔平、連日奮闘もネビン監督の“無能采配”は変わらず エ軍3連勝でも待つのは「暗い未来」

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.05 06:00 最終更新日:2023.04.05 06:00

大谷翔平、連日奮闘もネビン監督の“無能采配”は変わらず エ軍3連勝でも待つのは「暗い未来」

大谷翔平とエンゼルス・ネビン監督(中央)(写真・AP/アフロ)

 

 今季、我々はあと何度、大谷翔平が降板後、彼の白星が消える光景を見なければいけないのだろうか。

 

 日本時間3月31日、メジャー開幕戦で大谷は、日本人メジャーリーガー初となる2年連続の開幕投手を務めた。その大きな期待に応え、大谷は、6回2安打10奪三振無失点の快投を見せた。だが、試合は大谷降板のあとを受けた中継ぎ陣が打ち込まれ、痛恨の逆転負けを喫した。

 

 

 その後はアスレチックスに2連勝、マリナーズに1勝しているものの「このままでは暗い未来が待っている」と語るのは、現地紙記者だ。

 

「長いシーズンを考えたとき、厳しい見方をすれば、3連勝はたまたまです。大事なのは、終盤まで1点を争うことになった開幕戦ですよ。開幕戦の試合前、エンゼルスのオーダーを見て(■2023年開幕オーダー)、心躍らせるファンは大勢いたはずです。昨季の最終戦のオーダー(■2022年最終戦オーダー)と比べれば明らかです。とくに4番以降の打者の本塁打数が圧倒的に増えており、昨季は上位打線でしかあげられなかった得点を、今季はどこからでも点が取れる打線になったように見えました。オフの積極的な補強が功を奏し、厚みのある打線を組むことができるようになったといわれていたんです」

 

 この強力打線が、大谷の今季初勝利の“足かせ”になるとは、この時点では思いもしなかった。

 

「大谷の抜群のピッチングの調子を見れば、1対0からもう1点、とれれば勝てたはず。ところがフィル・ネビン監督は、よほど打線に自信があるのか、ランナーを出しても、ただ打たせるだけでした。たとえば足を絡めるとか、エンドランを使うとか、いわゆる“スモールベースボール”のような、緻密に1点を取りにいく作戦を選びませんでした。結果、救援陣が打たれ、開幕戦での大谷の初勝利はお預けになったのです」

 

 もっとも、こうした「策なし」の采配は、いまに始まったことではないという。

 

「ネビン監督は、1992年6月のMLBドラフトで、アストロズから全体1位で指名されたスラッガー。2001年には41本塁打を記録し、通算200本塁打も記録しています。だからこそなのかもしれませんが、スラッガータイプの選手は、監督になったとき強打に頼る傾向があります。

 

 実際、昨季もチャンスの場面でただ打たせることが多かったんです。昨季の7月後半から8月にかけて、大谷は104年ぶりの『2桁勝利、2桁本塁打』にリーチをかけましたが、まさかの3連敗。そしてこの3試合での援護点は0→0→1と、3試合平均で0.3点しかありませんでした。これでは勝てるはずもありません。この3試合でも、ネビン監督の采配は強打に頼るばかりで、点を取ることに無策だったと批判されました。

 

 今季はまだ始まったばかりですが、ネビン監督の無策ぶりは続いており、大谷の勝ち星は、昨季の15から減るかもしれません。この先も、1点を争うシビアな試合展開は次々と出てくるはずですから」(前出・現地紙記者)

 

 開幕前、ア・リーグのMVPとサイ・ヤング賞の両部門で最有力候補にあげられた大谷。MVPはともかく、勝ち星が消されてしまっては、サイ・ヤング賞の受賞は夢のまた夢に終わる可能性が高い。

 

■2022年最終戦オーダー
             打率  本塁打
1 三 L・レンヒーフォ .264  17
2 中 M・トラウト   .283  40
3 指 大谷翔平     .273  34
4 右 T・ウォード   .281  23
5 一 M・ダフィー   .250  2
6 ニ d・フレッチャー .255  2
7 遊 L・ソト     .400  1
8 左 J・アデル    .224  8
9 捕 M・スタッシー  .180  9

 

■2023年開幕オーダー
             打率  本塁打
1 左 T・ウォード   .281  23
2 中 M・トラウト   .283  40
3 投 大谷翔平     .273  34
4 三 A・レンドーン  .229  5
5 右 H・レンフロー  .255  29
6 ニ L・レンヒーフォ .264  17
7 一 B・ドルーリー  .263  28
8 遊 G・アーシェラ  .285  13
9 捕 L・オホッピー  .286  0

( SmartFLASH )

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