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戸郷翔征「10回140投球」にファン悲鳴 米球界も巨人からの“逃げ出し”期待する原監督の“パワハラ”采配
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.09 16:09 最終更新日:2023.09.09 16:14
9月8日の読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズ戦は、延長12回までもつれたが両チーム無得点の引き分けに終わった。
「互いに先発投手の前にほとんどチャンスを作れず、試合時間は3時間40分と、延長引き分け試合にしては早めに終了しました。中日は8回以降はリリーフでつなぎ、計9投手を費しましたが、巨人は計3投手が投げただけでしたね」(巨人担当記者)
巨人の先発を務めたのは、戸郷翔征(23)。高卒5年めの若手エースだ。2022年シーズンは12勝をマークし、最多奪三振のタイトルを獲得。2023年3月の「ワールド・ベースボール・クラシック2023」の野球日本代表・侍ジャパンにも選出され、2試合に登板した。
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「8日の試合で、戸郷は9回表を終えた時点で120球を投じていました。9回裏の巨人の攻撃で、1人ランナーが出れば、戸郷に打席が回ってくるという場面だったんです。
しかし、巨人にベンチでは打席に備えて、戸郷が肘にプロテクターを着けようとしていて、『おいおい、まさか』と思ったんですが……」(同前)
結局、打席が回ることはなかったが、10回表のマウンドにも戸郷は上り、140球で無失点に抑えた。
試合後に「ぜんぜんもう1回(11回のマウンドに)行けた」と話していた戸郷だが、それを見た巨人ファンからは、X(旧Twitter)を中心に、驚きとともに“悲鳴”のような感想が聞かれた。
《もう3位が限界なんだから戸郷も代えとけよ…150球までなら行けますじゃねえのよ》
《また今日も戸郷が原から壮絶なパワハラ受けてる》
《原は戸郷つぶす気なのか?》
《戸郷準備してるけど,10回は絶対ダメだよ。しっかり止めろよ首脳陣》
野球ライターがこう話す。
「たしかに今季の戸郷は、投球数が多い印象がありました。そこで調べてみると、9月8日終了時点で、彼の1試合平均の投球数は『115球』です。
これは充分に投げきった試合だけでなく、打ち込まれて、5回もたずに降板した試合も含めての数字のため、『先発100球』というひとつの基準が定着している現代野球では、異常に多い数字でしょう」
今季は、阪神タイガースと横浜DeNAベイスターズに大差をつけられており、セ・リーグ優勝は絶望的な状況にある巨人。原辰徳監督(65)の組織編成には、たびたび批判が上がっている。
「昨季まで一軍コーチだった桑田真澄コーチを、開幕前に“閑職”へと配置転換し、今季の原監督の周辺には誰も進言できるコーチがいない状況です。
さらに、衰えから遊撃からのコンバートの必要性を指摘されていた坂本勇人をようやく三塁に起用したのが、9月7日の試合。それまで、坂本が“わがまま”を言って拒否していたと言われており、ベテラン勢に厳しい態度で接することができないのも問題視されています。
それに不満を募らせている四番打者の岡本和真は、メジャー移籍で“逃げ出す”ことを考えているそうで、同じく侍ジャパンを経験した戸郷も、すでに強いメジャー挑戦願望を持っていると聞いています」(前出・巨人担当記者)
こうした状況に、動き出したのはまさかの米国球界側だった。
9月8日(現地時間9月7日)に「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者が自身のXでの投稿で伝えたところによると、岡本が今オフにもポスティングシステムで移籍する可能性に備え、メジャーの複数球団が調査をおこなっているという。
「モロシ記者は同時に『巨人が過去にポスティングでの移籍を1人しか認めていない』とも述べており、簡単に実現することではないことを認識したうえで、このような移籍動向を伝えています。
それほど、FAより早い時期にメジャー移籍したいという岡本の願望が強いことを、米国側も把握しているということでしょう」(同前)
一方、この報道に対して、巨人の大塚淳弘副代表は「本人からはそういう話は聞いていない。基本的にポスティングを認めていない」と否定している。
ただ“暴君”の悪評が、海の向こうでも気づかれ始めたのは、間違いないようだ。
( SmartFLASH )