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「2年で6億減俸」楽天・田中将大、エースの影なく「安楽問題」降りかかり「イメージ地の底」ファンも酷評
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.08 21:40 最終更新日:2023.12.08 21:40
プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスが田中将大投手(35)との契約交渉に臨み、減額制限(1億円超えは40%)を超える来季年俸を提示したことが報じられた。
2023年シーズンは、昨季の出来高を含む9億円から、球団史上最大の4億2500万円の減額で、推定年俸4億7500万円。2年で6億を超える減額になったと見られる。
2021年に、球界最高額となる年俸9億円で楽天に復帰したが、この3年間の成績は4勝9敗、9勝12敗、7勝11敗。勝ち越したシーズンはなし。2013年に、無敵の24勝0敗でチームに優勝をもたらした大エースの面影はなかった。
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「ヤンキースから帰ってきたとき、全盛期の田中ではないことはチームも分かっていたんです。ただ、名門で7年間もローテーションを守ってきた事実と、楽天での実績を考え、さらにこれまでの経験を選手たちに伝えてほしかったから、9億円も出した。つまり、田中には戦力としてだけでなく、チームのリーダー的な役割も期待していたんです。ところが、彼は先頭に立ってチームを引っ張っていくようなタイプではなかったんです」(担当記者)
さらに「偉大な実績が邪魔をする結果となった」と記者は続ける。
「2013年に24勝して、日本一に導いたときのメンバーは少なくなってしまい、現チームは若手が中心。田中は彼らに積極的に声をかけるタイプではなく、若手も臆して田中に話を聞きに行くことがほとんどなかった。結果、田中はチーム内で孤立していました」
そんななかでの、安楽智大(27)のパワハラ問題も、田中の孤立に拍車をかけた。
「安楽は田中をうまく取り込み、弟分のような存在になっていました。安楽がパワハラをしている現場に田中もいましたが、注意するどころか、ニヤニヤするばかり。調子に乗る安楽には、『田中さ~ん、こいつになんとか言ってやってくださいよ』と言われてしまう始末。さらに田中は味方を失いました」(同前)
SNSでも、大幅減俸やむなしという声が広がる。安楽の問題も影を落としているようだ。
《成績がこれでは仕方ないように思います》
《至って普通の査定ですね》
《今年はあんなに出たいアピールしてたWBC不選出から始まり安楽の件で完全にイメージ地の底まで落ちてる》
《彼の問題は,成績不振だけでは 無いでしょ? 彼は,安楽投手のパワーハラスメントを目前に居て,見てみないふりを したと同僚は,話している》
あと3勝となった日米通算200勝がかかる来季だが、年俸交渉は長期化する見込み。節目の年を迎える前に、マー君はつまずいてしまった。
( SmartFLASH )