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3位転落の巨人にはびこる“大谷病”4番岡本は好調もベテラン勢の不振で「得点圏打率」セ・リーグ最下位に
スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2024.04.23 18:19 最終更新日:2024.04.23 18:25
2024年開幕3連戦で、昨季の覇者・阪神に勝ち越したことで「今年は一味違う」と期待された巨人だったが、ここに来て調子を落としている。
4月16日から21日までの6連戦では、3敗3分けと勝ち星はなし。4月22日現在、貯金も1にまで減って、3位に甘んじている。
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その要因は、一にもニにも「打てない」ことだ。チーム防御率は12球団唯一の1点台である、1.90と素晴らしい数字を残している。ところが得点50は、12球団でブービー賞となる。
「打てないといっても、ヒットが出ないということではないんです。それは4月20日の広島戦が物語っています。この試合、巨人は12安打を記録しましたが、得点はわずか2で12残塁。しかも12安打すべてが単打でした。4月16日からの6連戦では、ホームランはただの1本も出ないばかりか、長打も6連戦でわずか5本と、1試合平均で1本以下なんです。要するに長打が出ない、チャンスの場面でのあと1本が出ないんです」(担当記者)
打撃3部門で好調の岡本和真は、得点圏打率でも.412と4番らしい働きを見せている。ところが、これまでの巨人を引っ張ってきたベテラン選手の数字がひどすぎる。
「丸佳浩は打率.259ですが、得点圏打率は.182まで落ち込みます。坂本隼人は打率も.239とよくないんですが、得点圏打率は.056と絶望的です。ともに35歳ということで、これからの上積みは期待できないでしょう。主力がこれですから、チームの得点圏打率は.186と、当然、セ・リーグ最下位です」(同前)
一時期、ドジャースの大谷翔平の得点圏打率が異常に低いと話題になったが、巨人はチームで“大谷病”にかかったようなもの。これでは浮上は望めない。
( SmartFLASH )