PL学園の主砲として活躍した清原和博(左)と、横浜高校の4番・エースを担った松坂大輔(写真右・伊ヶ崎光雄)
2026年も高校球児たちの熱戦が続く甲子園(第108回全国高等学校野球選手権大会)だが、かつて日本中を熱狂させたレジェンドたちの記憶は、いつまでも人々の心に深く刻まれている。
そこで、本誌では「あなたの “夏の甲子園” のヒーローといえば?」をテーマに、読者アンケートを実施。2026年6月30日〜7月7日付の回答ハガキから、有効票(計354票ぶん)を分析した結果をみてみよう。
まずは投手編。2位の桑田真澄に倍近い差をつけて文句なしのトップとなったのが、 “平成の怪物” 松坂大輔だ。
「プロでも通用するスライダーは魔球だった」(45歳・自営業)
「過酷なマウンドをひとりで投げ抜いたタフさに涙した」(52歳・主婦)
など、称賛の声が相次いだ。
上位にはほかにも、駒大苫小牧の黄金期を牽引した田中将大(3位)や、作新学院の “怪物” といわれた江川卓(4位)など、一時代を築いたレジェンドたちが順当に名を連ねている。
一方の打者編は、清原和博と松井秀喜の2名が票の約8割を占める結果に。
「打席での威圧感が異次元」(58歳・会社員)
「バックスクリーンへ軽々と運ぶパワーは高校生の枠を超えていた」(61歳・無職)
など、特に中高年層からの熱烈な支持を集めた清原が、みごと1位に輝いた。
惜しくも2位の松井については、明徳義塾戦での5打席連続敬遠という球史に残る場面を理由にあげる声が多数を占めた。
今回興味深いのは、現在進行形の二刀流である大谷翔平は当然として、松坂や田中将大も打者編に名を連ねた点だ。
「松坂はエースで四番という漫画のよう」(42歳・会社員)
「マー君はチャンスで打席に立つと何かを起こしてくれそうだった」(39歳・パート)
と、名だたる強打者を差し置いて彼らが選ばれるのは、圧倒的な存在感が読者の脳裏に焼きついている証左だろう。
1980年の決勝戦で早稲田実業の荒木大輔と投げ合い、横浜高校に初の優勝旗をもたらした愛甲猛も、打者として熱い支持を集めている。半面、イチローや村上宗隆といった日本を代表する大打者が、トップ10を逃すという意外な結果もみられた。
「甲子園は結果がすべてではない」(58歳・派遣社員)
という声もあり、プロでの活躍と甲子園での記憶が必ずしも直結しないことがわかる。
メジャーで金字塔を打ち立てたイチローは、愛工大名電2年の夏に左翼手として出場したものの、天理高校に初戦敗退を喫している。村上も、九州学院1年の夏に「4番・一塁手」として出場したが、遊学館高校に初戦で敗れるなど、両者ともに夏の甲子園では目立った成績を残せなかったことが影響したようだ。
2026年の夏はどんなヒーローが生まれるのか、まだまだ目が離せない。
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