
2023年九月場所直前、大関昇進後に撮影(写真・舛元清香)
9月13日に初日を迎える秋場所(両国国技館)を前に、ショッキングなニュースが飛び込んできた。
大相撲の立浪親方(元小結・旭豊)は、7月29日に右ひざ手術を受けた弟子で横綱・豊昇龍について、「(右ひざは)内側側副靱帯の部分断裂の状態。まだ四股も踏めていません。(横綱なので)中途半端な状態では出せません。本人はだいぶ落ち込んでいたが、やるしかない」と、神妙な顔つきで語った。この発言により、豊昇龍の秋場所の欠場は決定的となった。また、復帰後について「完璧にしてから出ないと引退の声も出てしまう。次、出て『優勝しないと厳しいぞ』とは(本人に)言っています」と明かした。
まさに立浪親方による“最後通告”ともいえる言葉だったが、それだけ厳しい立場に追い込まれていることは間違いない。
「豊昇龍は2025年春場所で横綱昇進を果たしましたが、当時から『短命で終わるのでは?』と心配されているんです。というのも、ここ最近の幕内の平均身長と体重はそれぞれ184.6cm、157.1kgですが、豊昇龍は188cm、150kgと、ほぼ平均的なサイズなんです。豊昇龍は突き押し相撲ですが、大型化が進むなか、それだけで勝っていくのは難しいと見られていたのです。
とくに体重150kgは重いとはいえず、自分より体の大きな力士と取ることも多いため、怪我が多くなっています。ひざの怪我が治ったとしても、取り口を突き押しだけでなく広げていかなければ、たしかに厳しい結果が待っているといえるでしょう」(スポーツ紙相撲担当記者)
大相撲の世界で、横綱は唯一無二の存在であり、「神の化身」と見なされていることから、降格はない。ゆえに、厳しい目で見られるのは仕方のないことだ。
Xでも
《突然の引退のような展開も考えられます》
《横綱審議委員会は退職勧告を出すべきだ。このまま続けたら、彼を不幸にするだけだ。相撲の評判が落ちる!》
と厳しい投稿が多い。また、取り口に関しても
《そのケガは豊昇龍が自ら招いたようなもの。良い相撲を取ってないからケガするんだよ。身体のメンテもそうだけど相撲内容も考えないと。》
と指摘する声がある。
豊昇龍は、横綱昇進から現在までで在位9場所を数えるが、まだ優勝が一度もない。さらに最近は、2場所連続で途中休場で、結局、9場所中休場は4場所にも及ぶ。年6場所制以降、横綱昇進後にもっとも遅く優勝したのは、柏戸と朝潮の12場所め。将来の大横綱と期待された双羽黒は、豊昇龍と同じ9場所優勝なしで引退している。
第74代横綱に、危機のときが訪れている。
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