
フランミル・レイエス外野手(写真・共同通信)
北海道日本ハムファイターズの主砲であるフランミル・レイエス外野手の去就が、多くの注目を集めている。何しろ、昨季はおもに打線の中軸を担い、本塁打王と打点王の2冠を獲得した彼の契約が、今季までなのだ。
今季も128試合に出場し、打率.313(1位)、32本塁打(2位)、81打点(3位)とパ・リーグ打撃3部門ですべてトップ3に入っている。
「レイエスは大きいのが打てて、しかも打率もいい。明るい性格でムードメーカーの役割も担っている。ここまでの助っ人外国人は、近年なかなかいませんでした。新庄剛志監督も『ベンチでもよく声を出すし、ウチのリーダー。選手の名前も一生懸命、覚えようとしているしね。日本のこともよく勉強している』と褒めまくっています。
今季で契約が切れますが、日ハムはこれまでの実績を考え、今季の年俸4億5000万円から大幅アップと複数年の大型契約を提示したようです。レイエス本人が、北海道での生活をたいへん気に入っていて、残留に向けて気持ちは固まりつつあるとされています」(スポーツ紙日ハム担当記者)
しかし、これだけの“優良助っ人”を、他球団も黙って見ている気はないようだ。日ハム担当記者が続ける。
「ほしくない球団は、あるはずがありません。ましてや、来季からはセ・リーグにもDH制が導入されます。守備にやや難のあるレイエスにとっては好都合で、それだけ自分を高く売ることにつながっていくでしょう。資金力に余裕があるチームは、高額な提示をもとに攻勢をかけてくるでしょう」
では、その球団はどこなのか。
「セ・リーグでは巨人と横浜DeNA、パ・リーグではソフトバンクが参戦することになるでしょう。レイエスは年俸4億5000万円からの大幅アップが絶対条件ですので、倍増、あるいは10億円が最低ラインとなるかもしれません。となると、資金力のある巨人とソフトバンクの一騎打ちとなるのではないでしょうか。
ただ、ソフトバンクは打線に近藤健介外野手、栗原陵矢内野手、柳田悠岐外野手と、日本人選手でもパンチ力のある選手がそろっています。
一方の巨人はチームの世代交代の時期も重なり、日本人選手で大砲と呼べる打者はいません。外国人にしてもダルベック内野手ががんばっていますが、彼ひとりだけでは心もとない。チーム事情を考えれば、より巨人のほうがほしいと考えているでしょう」(スポーツライター)
当然、ソフトバンクと巨人が競り合えば、年俸の高騰も避けられない。
「もし両球団が最後まで競り合うとなれば、年俸10億円を超えることは十分、考えられます。現在、NPBの最高年俸は、巨人のライデル・マルティネス投手の12億2000万円といわれていますが、それを超える可能性もあります。
レイエスは現在、右ハムストリング(太腿裏)肉離れでクライマックスシリーズの出場が微妙な状態にありますが、それによって契約交渉が不利になるということはないでしょう。そのくらい価値のある選手ということです」(同前)
日ハム史上“最強の助っ人”と呼ばれる彼の決断やいかに――。
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