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『M-1』本日放送!プロデューサーに聞く見どころは…「今年は爆ぜる!」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.20 16:00 最終更新日:2020.12.20 16:32
――M-1は、番組冒頭で流れるVTRのかっこよさも話題になります。先日は菅田将暉さんが自身のラジオ番組(『菅田将暉のオールナイトニッポン』)で「M-1のVTRは、この世のVTRの中で一番かっこいい」と大絶賛していました。
桑山 あれはうれしかったですね。すぐにスタッフ間でも「菅田さんがこんなことを言ってくれてる!」とLINEが回りました。別制作するドキュメント的な『M-1アナザーストーリー』(12月30日/ABCにて放送)に出演依頼してみようか、なんてことも考えたんですが、さすがに日にちが短くて難しいだろうと断念しました。
――VTRはどういう思いで作っているのでしょうか。
桑山 名文句が何個かあるんです。「ただ証明したい。俺たちが一番面白い」とか。「己をぶつける」みたいなワードも必ず入ります。こうやって説明すると恥ずかしいですね(笑)。
ただ“お笑い”という言葉にまとめられない、漫才師が人生をかけている感。真剣勝負感、格闘技感があるからこそだと思うんですが、「芸人ってかっこいいんだぞ」「真剣に戦っている人はかっこいいよね」というのを伝えられたらと思っています。
――そういった“笑いの裏側”を見せるのを好まない人もいると思います。たとえば、長年審査員を務める松本人志さんは裏側を見せないタイプの筆頭というイメージがあるのですが、そこについて言及されることはない?
桑山 あまりないですね。演出として「ネタに直結させない」ことは守っているつもりです。だからメッセージ性の強い裏側を見せるVTRは番組の冒頭だけで、「こんなに真剣に漫才にかけている人たちが集まります」と見せるにとどめています。
2010年までのM-1は、各組のネタ前に紹介VTRで裏側を見せて、いわば煽っていました。2015年の再開以降は、ネタ前は漫才師さんのデータ紹介に徹しています。名前や出身地、身長など見た目の話とか、なんとなくのネタの方向性は紹介しますが、昔のように「結婚していて、家族を養わないといけない」「9年間辛抱してきた」みたいな裏の面は出しません。真剣な表情だけで伝わると思っているので、最初のVTRでもあまりしゃべりは使いません。