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『M-1』本日放送!プロデューサーに聞く見どころは…「今年は爆ぜる!」

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.12.20 16:00FLASH編集部

『M-1』本日放送!プロデューサーに聞く見どころは…「今年は爆ぜる!」

左からウエストランド、東京ホテイソン、オズワルド

 

――今年のファイナリストは個性豊かで、東京ホテイソンのたけるさんは「(ゲゲゲの鬼太郎の)妖怪大運動会のよう」と言っていました。神回と呼ばれた翌年が「妖怪大運動会」で大丈夫でしょうか?

 

桑山 そうですね(笑)。でもこの9組が準決勝でウケていたのは確か。あと、単純にお笑い界として世代がひとつ変わった感はあると思いますね。

 

 昨年もこの9組なら神回になるだろうと思って選んだわけではなく、単純に面白い9組を選んだだけで。準決勝で一番面白かった、いい漫才をしてくれるはずだと思って選んだ9組のうち初進出が7組で、「大丈夫?」と思ったりもしましたが、結果的に神回になりました。

 

――今年の9組はすんなり決まったんですか?

 

桑山 去年よりは難航しましたね。去年の神回を越えるために……というプレッシャーも多少はあって。

 

――神回超えのプレッシャーはあったんですね。

 

桑山 言葉にはしていませんが、あったと思います(笑)。この9組で昨年を超えられるのか……と。でも最終結果に迷いはなかったです。「面白い9組をちゃんと残しましょう」は毎年言われ続けていることなので。あとは当日の順番が大事ですが、今年も笑御籤は芸能の神様である車折神社でお清めしてきたので、大丈夫だと思います。

 

――笑御籤のシステムも変更なく?

 

桑山 まったく変わりません。スケルトンの器に、9組の名前と敗者復活組と書かれた籤が入っているだけ。今年はコロナ対策でスタジオに入る人数を最小限にするためにゲストを呼ばないので、MCのお2人に引いていただくという変更はありますが。

 

――コロナ対策も含めて、他に今年の変更点は?

 

桑山 例年はスタジオ内の舞台裏に芸人さん全組が控えていて、籤がひかれたらすぐ登場だったのですが、今年は控室をスタジオではなく外に。籤がひかれたらそこからスタジオへ移動し、その間はヒロド歩美アナウンサーがその芸人さんの当日の様子などをレポートします。

 

 今までは籤が引かれたら20mほど移動してすぐせり上がりに乗り、紹介VTRの短い間にちょっと心を落ち着けて……だったのが、今年は歩いて移動して、ようやくスタジオに着いたらすぐにせり上がりという流れ。

 

「ずっと舞台裏にいると、他の組の笑い声が聞こえてきて気になる」という人も、「舞台裏で空気に慣れたかった」という人もいて意見はまちまちですね。そのぶん、初進出組が強いかもしれません。空気への慣れに関係なく、全組スタジオに入ってすぐに出番なので。

 

――最後に、今年の見どころを聞かせてください。

 

桑山 今年は芸人さんにとっても特殊な1年。春から夏にかけて、普通の舞台に立てず抑えられた状態で作ったネタをかけてくると思うので、反発力というか爆発力はえげつないと思っています。

 

 漫才師の皆さんにとって2020年で一番晴れやかな舞台だと思うし、初進出の芸人さんに至ってはこれまでの芸人人生で一番晴れやかな舞台のはず。そこに立つわけで、自分史上一番の爆発を見せてくれると思う。

 

 今まで見たことがない、前代未聞で真剣勝負のネタ祭りになることは間違いないです。昨年のミルクボーイさんのように史上最高得点が出るかは別として。“爆ぜる”とか“うねる”とか、そういう空気が生まれる大会になると思います。

※『M-1グランプリ2020』は今年も今田耕司・上戸彩を司会に、12月20日(日)18:34からテレビ朝日・ABCテレビ系で生放送。審査員は昨年と同じく、松本人志、上沼恵美子、中川家礼二、サンドウィッチマン富澤たけし、立川志らく、ナイツ塙宜之、オール巨人の7人が務める。決勝の前には敗者復活戦が14:55~17:25で生放送され、視聴者投票で決勝へ進む1組が決定する。

取材&文/松田優子

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