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俳優、麻雀も常に100%で 萩原聖人「ヒロアカで思いっきり泣いて元気をもらっています」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.10.31 11:00FLASH編集部

俳優、麻雀も常に100%で 萩原聖人「ヒロアカで思いっきり泣いて元気をもらっています」

『連続ドラマW だから殺せなかった』に出演中の萩原聖人

 

■エンタテインメントは縛りがきつくなっている

 

 今年公開予定だった主演映画『島守の塔』は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年3月、クランクイン直後に撮影延期に追い込まれた。それが11月より再開される予定だ。

 

「沖縄戦を描いた作品で、僕は戦争が激化するなか、人々の命を救うために必死に働いた沖縄県知事の島田叡を演じます。沖縄戦はドキュメンタリー映像として残っているものもありますが、映画として残すと、より多くの人々に伝わりやすいと思うんです。

 

 どうしてもこの作品を撮るという情熱が監督には本当にあって、僕も撮るべき作品だと思っています。いったん中断した映画が1年以上の時間を経て撮影を再開するのは意味があることですし、大事なこと。いい作品として完成させることが楽しみです」

 

 2021年は映画にドラマに、多くの作品に出演した。そのなかで感じたのは “演じること” に対する変化だという。

 

「今の時代、価値観が多様化しているわりには、エンタテインメントの中で表現されることは、けっこう縛られてきてしまっている。逆転現象みたいなことが起こっている気がします。

 

 演じるうえで、この表現はコンプライアンスが……なんてことは、今まで考えたことがなかったですけど、これからは考えていかないといけないのかなって。コロナとか心配なことも多い世の中ですし、そういうものとも向き合いながら、演じていくのかなと思います」

 

 俳優として演じることも、プロ雀士として打つことも、人との出会いでつながっていると話す。萩原にとって “今年最大の出会い” だったのが、人気マンガ『僕のヒーローアカデミア』(集英社)だという。

 

「知り合いがアニメ版の音響監督をしていたので、ちょっと観てみたらどハマりしました。年を重ねてくると、人との出会いとか出来事で、圧倒的にぐわっと持っていかれる出会いって、減ってきますよね。

 

 この年になると、生きているとつらいことのほうが多いわけです。それを踏まえたうえで頑張ることがどれだけ大事なことか、『ヒロアカ』を観ていたら、心に刺さって涙があふれてしまって……。50歳のおっさんが何やってんだって感じですが、『ヒロアカ』を観て、元気で笑っていようと思います」

 

はぎわらまさと
1971年8月21日生まれ 神奈川県出身 1987年に『あぶない刑事』(日本テレビ系)でドラマデビュー。『はいすくーる落書2』(1990年、TBS系)で注目を集め、『夏子の酒』(1994年、フジテレビ系)、『若者のすべて』(1994年、フジテレビ系)など話題作に出演。1993年の映画『学校』、『月はどっちに出ている』、『教祖誕生』で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞、1995年の『マークスの山』、1997年の『CURE』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。2018年からはプロ雀士としてMリーグでも活躍。今年も映画『ひらいて』、Netflix『ボクたちはみんな大人になれなかった』、ドラマ『正義の天秤』(NHK)など多数出演

 

【沖縄倶楽部 源さん】
住所/東京都港区新橋3-21-7 ル・グラシエルビル31 1F 
営業時間/11:30~14:00 月曜~金曜17:00~23:00(LO.22:00)、土曜16:30~23:00(LO.22:00)
休日/日曜、祝日 
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、営業時間、定休日が記載と異なる場合があります。

 

写真・野澤亘伸

 

(週刊FLASH 2021年11月9日・16日号)

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