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ウィル・スミスのビンタ事件が続々ネタに…謝罪後も笑いものにするアメリカ社会へのモヤモヤ感「言葉の暴力はいいの?」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.04.04 20:00FLASH編集部

ウィル・スミスのビンタ事件が続々ネタに…謝罪後も笑いものにするアメリカ社会へのモヤモヤ感「言葉の暴力はいいの?」

ウィル・スミスと妻のジェイダ(写真・ロイター/アフロ)

 

 俳優ウィル・スミスが、アカデミー賞授賞式中に司会をビンタした事件が波紋を広げている。4月3日に開かれたグラミー賞授賞式でも、ビンタ事件をネタに笑いを取る動きが見られた。

 

「事件が起きたのは、3月27日におこなわれたアカデミー賞授賞式です。司会のコメディアンであるクリス・ロックが、ウィル・スミスの妻で女優のジェイダに対し、『次は「G.I.ジェーン」の続編を楽しみにしているよ』とからかいました。

 

 

『G.I.ジェーン』は、米海軍に所属する女性将校が、丸坊主になって過酷な訓練に挑む作品です。しかし、ジェイダは脱毛症に悩んでおり、怒ったスミスは、壇上のロックに歩み寄って平手打ちしました」(芸能ジャーナリスト)

 

 その瞬間、会場ははしんと静まり返ったという。この日、スミスは『ドリームプラン』で主演男優賞を受賞したが、それどころではない事態となってしまった。

 

 翌日、スミスはインスタグラムを更新し、《クリス、あなたに公式に謝罪したい。私が間違っていた。ジェイダへのジョークが耐えられず、感情的に反応してしまった》と謝罪している。

 

 しかし、騒動は広がり続けた。アカデミーは「昨夜の式典でのスミス氏の行動を非難する」との声明を発表。4月1日に「許されない行為だった」と、スミス自らアカデミー会員の退会を表明したいまも、懲戒手続きは進められているという。

 

「スミスはネットフリックス制作の映画『Fast and Loose』や『バッドボーイズ』シリーズ第4弾に出演予定でしたが、ともに制作を中断していると報じられています。今後のキャリアにも、少なからず影響が出てくるのでは」(同)

 

 一方で、スミスのビンタ事件をいじる向きもある。3日に開かれたグラミー賞授賞式で登壇した俳優のレヴァー・バートンは、「次のプレゼンターはコメディアンです。わかりますよね。席に着いたまま、決して手を出さないでください」とコメント。

 

 次にコメディアンのネイト・バルガツェが、黒いヘルメットをかぶった姿で現れ、「いまコメディアンは授賞式でジョークを飛ばすとき、ヘルメットをかぶらなければならない。だが、このヘルメットでは顔を覆えない」と言いながらヘルメットを脱いだ。

 

 アメリカでは、暴力に走ったスミスに対し、批判的な声も多い。しかし、すでに謝罪したスミスを追い込むような動きに対し、SNSではモヤモヤした声も上がっている。

 

《言葉による暴力はいいの?》

 

《悪趣味さと下劣さしか感じない》

 

《人の病気を揶揄するような事はジョークとは言わん》

 

《いくら何でも悪ノリが過ぎる。アメリカは人を傷つけるネタしかできないのだろうか》

 

 今後、アカデミーの処分次第では、主演男優賞の返上も囁かれている。はたして騒動はどこへ向かうのか。

 

( SmartFLASH )

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