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谷原章介、「LGBT隠して生きて」幸福実現党市議の発言に「もうちょっと分別を持って」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.05 17:06 最終更新日:2022.09.05 17:24

谷原章介、「LGBT隠して生きて」幸福実現党市議の発言に「もうちょっと分別を持って」

 

 栃木県下野市の石川信夫市議(幸福実現党)が、6月の同市議会で、LGBTなど性的少数者に関して「できたら静かに隠して生きていただきたい。その方が美しいし、社会に混乱が起きないと思う」などと発言していたことがわかり、批判を浴びている。下野新聞が報じた。

 

 問題となったのは、6月10日の市議会定例会での発言。栃木県が9月から導入した性的マイノリティカップルの関係を公的に証明する「パートナーシップ宣誓制度」について、当時、石川市議は反対の立場から質問。

 

 

 自らを「差別主義者ではない」と断ったうえで「制度を設けて社会に認めさせることがいいのか大変疑問に思っている。後世に憂いを残す」と主張した。

 

 下野新聞社の取材に対し、石川氏は「苦しんでいる人がいっぱいいるのは知っている。それでも公的に認める必要はない。問題点に気がついてほしくてあえて言っている」と話したという。

 

 石川氏は「幸福実現党」の県本部代表。2022年4月の市議選(定数18)で11位当選。現在は2期め。

 

 石川氏の発言が報じられると、『五体不満足』で知られる作家の乙武洋匡氏は9月3日、自身のTwitterでこう憤った。

 

《いつから議会は市民の幸福を願い、その実現に向けて動く場所ではなく、特定の人々を糾弾し、彼らを社会の片隅へと追いやる発言が許される場所になってしまったのだろう。心底、悔しい》

 

 また、ウーマンラッシュアワー村本大輔もTwitterで《「隠して生きて…その方が美しい」ってのは彼のそのような考えのことですよね?》と皮肉った。

 

 さらに谷原章介は、5日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、石川氏が「私は差別主義者ではない」と主張したことに、「ご自身は本当に差別主義者ではないと信じていらっしゃるんでしょう」としたうえで、「『差別ではなくて、区別だ』ということをおっしゃっていますけれど、区別された側にとって、やられた側にとってはあまり意味がないこと。言葉遊びと言いますか、もうちょっと分別を持っていただきたい」と語った。

 

「幸福実現党はLGBTの権利擁護に否定的な立場です。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)やその関連団体も『結婚は男女のカップルが子を生み育てるためのもの』と、LGBTの人権確保などに反対しています。

 

 2022年6月には、多くの自民党議員が参加する『神道政治連盟国会議員懇談会』の会合で、『同性愛は後天的な精神の障害、または依存症』と書かれた冊子が配られ、問題になりました。

 

 LGBTの権利を認めない発言は、憲法で定められた “法の下の平等” や “個人の尊厳” を著しく損ねるものですから、批判されるのも致し方ないところでしょう」(政治部記者)

 

 SNSでは、石川市議の発言に《あなたこそ静かに黙って生きて》《石川議員の考え方も多様性のひとつでしょ?石川議員を差別と言う方も差別》などと賛否の声が集まっている。今回のことをきっかけに議論が深まることを期待したい。

( SmartFLASH )

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