『激レアさんを連れてきた。』『セブンルール』などに出演し、グラマラスなスタイルとキュートなルックスで人気沸騰中。怪魚を愛するYouTuberマルコスの破天荒な生き様を直撃取材!
会社を退職。半年間のひきこもり。どん底の中で、ふと思い立った。そうだ怪魚、釣ろう。
■海外での怪魚釣りは危険と隣り合わせ
「怪魚を釣った瞬間はとにかくすごく気持ちいい。これはほかの日常では感じることのなかった感覚です。野生の生物と自分が繋がって戦う感覚。これにハマって世界中で怪魚釣りをしています!」
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そう語るのはYouTube登録者数60万人を超える怪魚ハンター・マルコス。これまでアメリカ、マレーシア、タイ、台湾、カナダ、ブラジル、メキシコ、ネパールなど、7カ国1地域に累計20回以上渡航し、世界中の怪魚を釣りまくっている。彼女の釣りは図鑑を見ることから始まる。
「まずは怪魚図鑑で魚の生態から調べます。その国に渡航して、魚の生息地を探すのが大変。毎回手探りで、渡航前から私の怪魚釣りは始まっているんです」
これまで国内外で、自分の体よりも大きな怪魚を多数釣ってきた。命の危険を感じたことも少なくはないという。
「ネパールで “神の魚” といわれているゴールデンマハシールを釣ったときはヤバかったです。マハシールの生息地があるところまで、ジャングルの中をさらに車で2時間奥地に。トラやゾウ、サイがいる場所でガイドさんたちと野宿したんです。朝方、野生のトラの鳴き声で目が覚めたときは『釣る前に死んでしまうかも』と思いました」
海外での魚釣りは、環境面でも苦労が多数あるそうだ。
「お風呂に入れないことはけっこうあって、最長で1週間入れなかったこともありました。いちばん驚いたのは、現地のガイドの男性とホテルが同部屋になったこと。『私、レディやで』と思いながらなんとか過ごしました(笑)」
■始まりは日本全国ブラックバスの旅
「会社を辞めて無職のとき、釣りの経験もないのに、近所の川に釣りに行く様子をネット配信したんです。次に『日本全国でブラックバスを釣る』という配信旅を始めました。北海道にはブラックバスがいなかったのですが、46都府県を5カ月車中泊でまわり、バス釣り制覇しました」
この釣り配信がマルコスの原点。5カ月に及ぶバス釣り旅では、食事や差入れを視聴者からもらい「なんとか生きていけた」という。
「今はYouTubeの視聴者数が増えたおかげで、OL時代よりはいい暮らしができています。でも、怪魚釣りよりも、近所の川で釣りをする動画のほうが人気なんです(笑)」
これまで1000万円近い金額を怪魚釣りのために費やしているマルコス。魚アレルギーで魚を食べられないという怪魚ハンターの次の獲物は?
「スペインのヨーロッパオオナマズを狙っています。大きいものだと人を襲うともいわれているのでかなり危険なんですが、いつか必ず釣り上げたいです!」
まるこす
OLを退職後、釣り経験のないまま釣り配信を開始。怪魚ハンターとして世界を舞台に活動する。2019年、 ブラジルのアマゾン川で開催された「国際釣りトーナメント」に日本代表として出場。YouTubeにて「マルコス 釣り名人への道」を配信中