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STU48「反戦ソング」でMステ出演…石田千穂&中村舞「タモリさんを見たときは『実在するんだ!』って(笑)」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.09.23 11:00 最終更新日:2022.09.23 11:00

STU48「反戦ソング」でMステ出演…石田千穂&中村舞「タモリさんを見たときは『実在するんだ!』って(笑)」

石田千穂(左)と中村舞

 

 結成6年め、瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ、STU48の最新曲『花は誰のもの?』の “支持率” がじわりじわりと高まっている。

 

 今年4月に発売された同曲は、《もしこの世界から国境が消えたら 争うことなんかなくなるのに》の歌い出しで、発売から5カ月経った今もなおロングランを続ける、平和への祈りがこもった反戦ソング。

 

 

 ロシアのウクライナ侵攻など、緊迫する世界情勢のなか、ファンのみならず多くの人々の共感を集めた。反響の大きさから、発売から約5カ月後の9月9日に『MUSIC STATION』(以下・Mステ)でパフォーマンスを披露。現在、公式YouTubeチャンネルに公開されている3種類のミュージックビデオの再生回数は、トータルで350万回を突破している。

 

 今回、『花は誰のもの?』でトライアングルセンターをつとめる3人のうちの2人、石田千穂中村舞に話を聞いた。

 

──平和を願う反戦ソングを歌うということで、どんなコたちが歌っているのか、教えてください。まずは楽曲タイトルにちなみ、ご自身を花に喩えるてみてください。

 

石田 えー、なんだろう? (中村に向け小声で)何っぽい? チューリップは? ぽくない?

 

中村 うーん、かすみ草? はかなげで白くて、ふんわりみたいな。

 

石田 めっちゃ嬉しい!  私、まったく同じことを舞ちゃんに言うところだった。はかなくてふんわりしてて。私たち、かすみ草だ!

 

──さっきこっそり「チューリップ」って言ってませんでした?

 

石田 めっちゃ明るい人だとひまわりとかあると思うんですけど、私はズドーンと突き抜けているところがなく普通なので、チューリップかなぁって。でも、かすみ草で!

 

──では、中村さんはどうでしょう?

 

中村 私は桜です。4月生まれっていうのもあるんですけど、私の名前の「舞」にも由来してるんです。お母さんがお花見に行った日に私が生まれたらしくて。桜が舞う日に生まれたから「舞」って名付けてもらったんです。それからずっと、花は桜をプッシュしてます。

 

──オシャレなエピソード! どちらもはかなげで、可憐な印象の花ですね。9月には『Mステ』に初登場しましたが、実際に出てみた感想はいかがですか?

 

石田 『花は誰のもの?』の発売から5カ月経ってからの出演でしたし、信じられない感覚でした。いまだに出演したという現実感がなくて、本当にSTU48で出たのかなってくらい。でも嬉しかったです。

 

──印象に残ったことはありますか?

 

石田 タモリさん……。

 

中村 たしかに。生のタモリさんに感動しました。

 

石田 お話しとかは全然できず、挨拶も廊下ですれ違うときくらいしかできなかったんですけど、「実在するんだ!?」みたいな感じでした。

 

中村 オーラもすごくて。優しいオーラがしっかりあって、驚きました。

 

──生で大御所のオーラに触れられたのは貴重な体験ですね。番組出演効果もあり、MVがすごい勢いで再生回数を伸ばしています。今日の段階でダンスリリックver.が250万回突破で、ドラマver.はフルとショートの2本を合わせると100万回突破。合計するとデビュー曲『暗闇』(326万回再生)を超える数字です。

 

石田 え、嬉しい! 前に観たときよりすごく増えてる!

 

中村 YouTubeだと、ダンスリリックver.でのコメント欄に外国からのコメントがすごく多かったりするので、注目されているのを感じてすごく嬉しいです。なかには「これどこの言語だ?」みたいなコメントもあって、本当に世界中から見られているんだなって実感します。

 

石田 曲をいただいて、歌詞ができたときはウクライナ侵攻が始まったころだったんです。世界の方に届けられるように頑張ろうっていう気持ちをみんな持っていたので、本当に嬉しいです。でも、まさかここまでたくさんの方に聴いていただけるとは! って感じです。

 

──世界中から支持が集まるようになったキッカケはなんだと思いますか?

 

石田 ダンスリリックver.を公開したのが大きいと思います。字幕もついたし、ダンスと歌詞だけのシンプルさが、国を超えたのかな、と。メッセージ性の強い歌詞だからこそ、それがストレートに伝えられるMVができたのはよかったと思います。

 

──ラジオ番組『TOKYO SPEAKEASY』(TOKYO-FMほかJFN系列)で石田さんと今作の作曲を務めた元チェッカーズの鶴久政治さんがトークされた際に、鶴久さんが作曲の段階から「レコ大(日本レコード大賞)を獲る曲ができたと感じた」とおっしゃっていました。

 

中村 え、私まだ聴いてない~。

 

石田 聴け~!!(笑)。でも、本当にすごいお話を聞かせていただきました。自分たちも『花は誰のもの?』でたくさん歌番組とか出させていただいて、メンバーやファンの方とも「『レコ大』も『紅白(NHK紅白歌合戦)』も目指したいね」なんて話していたんですけど、その思いがよりいっそう強くなりました。鶴久さんとのお話で、「目指すからには声に出して発信しないといけない」ということも学んだし、覚悟が決まった日です。

 

──石田さんは広島出身ですし、STU48メンバーは瀬戸内7県出身メンバーが多いですよね。そういったことで、さらに気持ちが込められた部分もあるんでしょうか?

 

石田 そうですね。原爆の日(8月6日)は毎年登校日で。学校で平和学習をしていましたし、お祖父ちゃんや、ひいおじいちゃんから戦争の体験談を小さいころから聞かされていました。なので、平和への願いを、アイドルの仕事を通じて発信できるのは、使命感があります。

 

中村 実際に今、ロシアのウクライナ侵攻という大きな戦争が起きている状況で、それをスマホとかから見られる時代じゃないですか。そうすると、非現実味を感じる部分もあるんですけど、傷ついている人がいるのも現実で。アイドルが戦争のことを歌うってあまりないと思うんですけど、戦争を身近に考えるきっかけになったらいいなって思います。

 

石田 STU48だからこその気持ちの込め方で、届き方も変わってくると思うので、大切に歌っていきたいです。

( SmartFLASH )

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