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『うちの子にかぎって2』で伝説に…夭逝したトップアイドル・高橋良明 母が明かす秘蔵写真と青春の日々

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.10.09 11:00FLASH編集部

後藤久美子と深夜の長電話

 

 芸能界では『うちの子にかぎって2』の共演者とは仲がよく、しょっちゅう自宅に招いて一緒に遊んでいたという。

 

「学校の友達も、役者仲間も一緒になって遊んでたね。あと親しくしてたのは……後藤久美子ちゃんと仲良かったわね。家に電話かかってきてね、「もしもし、良明くんいますか?」って。そういう電話はよくかかってきてたから『ごめんなさいね、今、仕事で家にいないんですよ』って応えたんだけど、向こうは良明が家にいることを事前に聞いてたんだね(笑)。『あの、後藤からの電話だって言ってください』『後藤さん?』『後藤久美子です』で慌てて取り次いだわよ(笑)。それで代わったら、1時間も2時間も喋ってる。夜遅いときなんかは『もう、遅いから切りなさいよ』って言うと、良明が電話の向こうの久美子ちゃんに『もう疲れたろ?』なんて言ってんのよ。それで、受話器を塞いでこっち見て『お母さん、疲れてないってよ』って(笑)。ジャン・アレジも茶目っ気たっぷりって印象だから、ちょっと良明に似てるわよね」

 

 多くの人に愛された高橋良明。生きて役者を続けていれば、渋い、いい味を出す演技をしていたかもしれない。しかし、凉子さんは少しだけ後悔しているという。

 

「今更だけど、芸能界入れないほうが良かったかなとも思ったりするよね。あんなに忙しく仕事しないで、普通の学生で遊んでれば無茶なこともしなかったのかな…。ありがたいなと思うのは、今年で亡くなって34年、今でも誕生祝いとか、お墓参りにもいまだに来てくれるしね。ファンの方はいろんな世代の人が来てくれるの。忘れないでいてくれるのは、嬉しいね。

 

 今も生きてたら、役者かな…でもスパッとやめて魚屋になってたかもしれないし。好きだったからね、お店の仕事…魚屋の仕事もうまかったのよ。魚のパック作るのも早くてね。親父に怒られても泣きながらやってたなあ。ゴムの前掛け掛けてね、魚のドリップ(体液)が出てると『お父さん、ドリップ出てるから変えようよ』ってケースをきれいに洗って…近所にあったスーパーのお休みの時間を聞いてきてね、『何曜日が休みだから、仕入れを増やそうよ』とかさ(笑)。あの子は魚屋になっても良かったと思うんだけどね。まあ、やりたいようにやって、パッといなくなっちゃった感じなのよね」

 

 高橋良明は、17年の人生を、濃厚に、目一杯生きた。後から思えば、生き急いでいるのではないかと感じるほどに。そして伝説となり、今も多くのファンに慕われている。

( SmartFLASH )

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