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『アトムの童』がワースト発進のナゼ…“ミスター日曜劇場” 香川照之の降板の影響指摘する声も

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.19 17:45 最終更新日:2022.10.19 17:48

『アトムの童』がワースト発進のナゼ…“ミスター日曜劇場” 香川照之の降板の影響指摘する声も

 

 山﨑賢人主演の日曜劇場アトムの童』(TBS系)が10月16日にスタートし、初回の平均世帯視聴率が8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。

 

 本作は、山﨑が若き天才ゲーム開発者役を演じ、老舗の玩具メーカーを買収しようとする大企業と対峙しながら、岸井ゆきの演じるヒロインらとともに世界に向けたゲーム開発に挑戦する物語。

 

 

 下町企業vs.大企業という構図の企業再生ドラマは日曜劇場お得意のジャンルだったはずだが、初回1桁発進は長瀬智也主演『ごめん、愛してる』(2017年)以来、実に5年以上ぶり。さらに8%台となると、日曜劇場20年の歴史で初となる。

 

 この結果にネット上では、

 

《ゲームっていうのが固定客のお年寄りには馴染めないんだろうな》

 

《おもちゃ屋を復活させる方が良かったんじゃないの?》

 

《タイトルがよくない。内容がわからないしアトムのわらし?》

 

 などと、さながら “『アトムの童』反省会” のように敗因分析がされている。もっとも、裏番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)と『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)がいずれも2時間SPをぶつけてきた影響が少なからずあったと思われ、2話め以降は数字を伸ばしてくる可能性はありそう。

 

「しかし、それを差し引いたとしても、『20代の天才』『ゲーム業界』というのは、メインターゲットである中高年層に刺さりにくいのは容易に想像できます。

 

 よく初回はキャストの数字、2話め以降は脚本・演出の数字と言われますが、山﨑は日曜劇場初主演ですし、ヒロインの岸井も活躍著しいとはいえ、40代以上のお茶の間知名度でいえばかなり低い。

 

 また、タイトルも普通は『童』を『こ』とは読みませんし、あえてこじゃれた感を出したことが、逆に敬遠される理由になったというのも正論でしょう」(芸能ライター)

 

 ドラマが始まる直前には、主人公と敵対するIT企業社長として出演予定だった香川照之が、クラブホステスへの性加害疑惑を報じられて降板。オダギリジョーが代役を演じ、一部シーンが撮り直された。

 

「IT社長という役どころですから、放送後には『香川じゃなくてよかった』『オダギリで正解』という声が圧倒的でした。確かに、多少ボソボソ声だったにせよ、スタイリッシュなオダギリはハマリ役だったように思います。

 

 しかし、視聴率という観点でみれば、やはり中高年層のなかには『香川が出ているなら見る』という人たちが一定数おり、今回の数字を見るにつけ “ミスター日曜劇場” と呼ばれるのは伊達じゃなかったことがわかります」(前出・芸能ライター)

 

 アーキテクトが運営する『タレントパワーランキング』で、香川は昨年50代以上の脇役部門で1位だった。香川が出ていれば、視聴率は2桁に乗っていたかもしれない。

( SmartFLASH )

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