『M-1』王者・ウエストランド井口、まさかの凱旋『ANN』生放送の5分後に“ド深夜お色気バラエティ”オンエアの超“乱高下”

 

「何が凱旋だよ！」

 

　1月5日深夜に放送された『ウエストランドのオールナイトニッポン』（ニッポン放送ほか）で、5年ぶりに『オールナイトニッポン（ANN）』のパーソナリティを務めたお笑いコンビ・ウエストランド。

 

　歓喜の声が聞こえてくるかと思ったが、冒頭のように井口浩之（39）は、生放送開始からおなじみの“毒舌”でぶちまけまくった。

 

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　2017年6月、深夜3時からスタートの『オールナイトニッポンR』を一度務めたウエストランドだったが、その後、『ANN』に戻ってくることはなかった。井口いわく「絶妙な芸歴と絶妙な実績」のせいで、若手芸人が単発枠獲得を目指す“争奪バトル”にすら呼ばれない日々だった。

 

　もちろん、今回『ANN』に呼ばれたのは、2022年末におこなわれた『M-1グランプリ2022』で優勝を果たしたからだ。

 

　この日の放送でも「このあと、このまま『めざましテレビ』（フジテレビ系）行って、そのあと別のラジオを2本録りして、番組の収録が2本録りあって……」と、一躍人気者になった“嬉しい悲鳴”をあげていた。

 

　しかし、まだ“『M-1』前”に決まった仕事や、収録された未放送の番組も多く残っているようで、相方の河本太（38）が『M-1』の際に嘆いていた「井口の一人仕事が多い」状況が垣間見える瞬間があった。

 

　奇しくも、5日深夜には『ANN』終了からわずか5分後の深夜3時5分に、井口だけが出演したテレビ東京系『月ともぐら』がオンエアされた。

 

「MCを務めるのは『M-1グランプリ2021』ファイナリストだったお笑いコンビ・モグライダーの2人。毎週、モテない芸人がゲストで登場し、セクシー女優やグラビアアイドルで構成された女性出演者と交流することで“モテ男”に育成するというバラエティ番組です。

 

　かつて、同じテレビ東京系の深夜で人気を博した『おねがい！マスカット』などを彷彿とさせる、ちょっとお色気チックな番組でした」（芸能ライター）

 

　井口は同番組の初回ゲストとして登場。もちろん、番組の収録段階ではウエストランドが『M-1グランプリ』でどのような結果を知る由もなかったのだろう。番組内では『M-1』王者ということはいっさい触れられていなかった。

 

「ウエストランドは『M-1』王者になったあと、たびたび、これまでの扱いとの変化をトークのネタにしています。

 

　1月2日に放送された『芸人シンパイニュース』（テレビ朝日系）にも彼らは登場しましたが、『M-1』前の段階でオファーされていた内容が『2022年にブレイクした芸人を井口がとにかく妬む』という企画だったにもかかわらず、優勝によって番組への“出方”が変わったことを明かしていました。

 

　テレビ業界もまったくのノーマークで『まさか』といった優勝だったのでしょう」（同前）

 

　結果として、日本を代表する長寿ラジオ番組から、ド深夜のお色気バラエティ番組、そして朝の情報番組を“ハシゴ”するという、乱高下の激しい事態になっている。

 

　しかし、それくらいの幅広さがあったほうが、毒舌をぶちまける2人にはちょうどいいのかもしれない。

( SmartFLASH )