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『どうする家康』の「完全フィクション回」に驚きと賛否 41話で家康の生涯「残り54年描き切れるか」の憂慮

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.02.06 15:23 最終更新日:2023.02.06 15:29

『どうする家康』の「完全フィクション回」に驚きと賛否 41話で家康の生涯「残り54年描き切れるか」の憂慮

『どうする家康』で家康役を演じる松本潤

 

 NHK大河ドラマどうする家康』の第5話「瀬名奪還作戦」が2月5日、放送された。世帯平均視聴率は12.9%で、前回から1ポイントダウンした(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 

 元康(のちの家康。松本潤)が、駿府の今川に捕らわれの身となっている妻・瀬名(有村架純)を奪還するために奮闘する姿が描かれたこの回。徳川家の重臣となる本多正信(松山ケンイチ)や、服部半蔵(山田孝之)らが登場し、SNS界隈では

 

 

《松ケン正信と山田半蔵の存在感が大きすぎて一瞬違うドラマを見てるかと思ってしまった》

 

《それなりに自分たちで仕事を選べそうな豪華キャストが「この人たちが作る作品になら出る」と判断してくれたことの凄さを改めて感じた5話》

 

 と沸き立つ声が多数みられた。だがその一方では

 

《家康って長生きして大坂の陣まであるのに、フィクションに2話も費やして大丈夫なんか?》

 

《肯定・否定とかではなく、単純に時間が足りるのかが心配 瀬名奪還に2週もかけていると、「家康が絡んだ有名な出来事なのに駆け足orそもそも描かない」みたいなことも出てきそうな気が》

 

 と、心配する声が。

 

「第5話は、本多正信と服部半蔵が、今川の本拠である駿府に潜入、瀬名を奪還しようとして失敗する、というストーリーでした。しかし、これは明らかなフィクション。正信と半蔵という、これから重要な役柄を担う2人の紹介のために、1話を創作話で丸ごと費やしたといってもいいでしょう。

 

 史実では、今川重臣の子息を捕虜とし、元康の妻子と人質交換したとされ、それが第6話の『続・瀬名奪還作戦』にあたります。家康といえば今後、長篠の戦いや伊賀越え、小牧・長久手の戦い、関東移封、関ヶ原、大坂の陣と、描かなくてはならないエピソードが山ほどある。それにも関わらず、フィクションを交えた妻子の奪還の話だけで2週分も使ってしまって……という視聴者の心配は、もっともでしょう」(テレビウオッチャー)

 

 第4話の清須同盟から第6話の時代は、西暦1561~1562年で、家康はまだ21歳。1616年の死去まで、まだ54年もある。『どうする家康』は全47話と予想されており、「妻子奪還」後の残りは41話ということになる。

 

 歴史好きからは厳しい評価を受けているものの

 

《家康、アカデミック路線の評価はヤバそうだけどあそこまで振り切ってたらエンタメ全振りとして楽しめるよねというのが僕の印象です》

 

《日本史ってテストに出る大まかな流れしか把握してないから、いちエンターテインメントとして楽しんでるよ》

 

 という意見が多いのも事実。「歴史を題材としたファンタジー」として楽しむべきか――。

( SmartFLASH )

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