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坂本冬美の『モゴモゴ交友録』明石家さんまさんーーテレビのまんまのさんまさんは、収録の合間もしゃべりっぱなし
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.04.01 06:00 最終更新日:2023.04.01 06:00
わたしの自慢のひとつに、天童よしみ先輩、明石家さんまさんと同じ、和歌山県出身というのがあります。
天童先輩は4歳のときに大阪府に、さんまさんは3歳のとき奈良県に引っ越しをされて、ご自身の記憶の中にある故郷は、それぞれ大阪と奈良ということになるのかもしれませんが、生まれたのは正真正銘、わたしと同じ和歌山県です。
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同じ故郷を持つというだけで親しみを感じるのは、わたしだけではないと思います。今回は、その同じ和歌山を故郷に持つ、さんまさんとの交友録です。
わたしがデビューしたとき、すでにさんまさんは、自身のお名前を冠したテレビやラジオ番組をいくつもお持ちのビッグスターで、ご縁があってわたしも何度か呼んでいただきました。
初めてお会いしたのは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)……あっ、でも、あのときはすれ違っただけなので、お会いしたとはいえませんね。
間寛平さんともご一緒した関西ローカルも、廊下でご挨拶しただけだし……あぁ、そうだ!『さんまのからくりTV』(TBS系)に何度か……いや、あれは、替え歌コーナーへの出演だったので、さんまさんとはお会いしていない……。
う~~ん。ということはもしかして、村上ショージさんのためにわたしをゲストに呼んでくださった2006年の『さんまのまんま』(カンテレ・フジテレビ系)が初めて!? いや、もしかしなくてもそうです。
本番まで、ほかの出演者とは一切顔を合わせず、本番一発ですべてを出し切るというのが、さんまさんのスタイル。『さんまのまんま』に呼んでいただいたときも、本番前はご挨拶させていただく機会がなく、収録後、打ち上げでお寿司屋さんに連れて行ってもらってからも、わたしはショージさんと、さんまさんは大将としゃべっていたので、2人でまとまったお話をしたという記憶がありません。
その後、お寿司屋さんで、大竹しのぶさんとはちょいちょい一緒になるのですが、さんまさんとは、なぜかすれ違ってばかりで……。
一時期、あやちゃん(藤あや子)と年に1、2回、オーストラリアに行くのが流行ったことがあって、そのときアテンドしてくださったコーディネーターの方が、たまたまさんまさん御一行様と同じ方で。
いわく「さんまさんは、あそことあそこのゴルフ場に行きました」「この前は早朝から1日2ラウンドしてました」とか「食事はカレーさえあればOKです」とか。どーでもいい情報だけは、なぜか黙っていてもわたしの耳に入ってくる感じです(笑)。
そして、最後にお目にかかったのが、2020年12月19日に放送された、さんまさんがMCを務めるNHKの音楽番組『第8回明石家紅白!』。そうです! 大、大、大好きなSnow Man……なかでも、イチオシの目黒蓮くんと初めてお会いしたあの番組です。
お笑いの方は、テレビの中と素顔が違うという方もいらっしゃいますが、さんまさんは、あのまんま(笑)。収録の合間もまわりに気遣って、ず~~~っとしゃべりっぱなしです。
出演者だけではありません。カメラマンの方と話していたと思ったら、次は音声さん。ぽん、ぽん、ぽん、ぽんと、軽快なリズムを奏でながら、あっちでしゃべり、こっちでしゃべり。それがまた、おもしろいものですから、スタジオ中が笑いの渦です。
あぁ、さんまさんのことをあれこれ書いているうちに、無性にお会いしたくなってきちゃいました。ショージさんとあやちゃんも誘って、4人でお食事でもいかがですか?
さかもとふゆみ
1967年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、著書『坂本冬美のモゴモゴモゴ』(小社刊)が発売中!
写真・中村 功
取材&文・工藤 晋