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追悼ノッポさん「もう一度みたいNHKこども番組」3位『プリンプリン物語』、2位『中学生日記』、1位は?

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.05.14 17:46 最終更新日:2024.03.05 15:57

追悼ノッポさん「もう一度みたいNHKこども番組」3位『プリンプリン物語』、2位『中学生日記』、1位は?

得意のタップダンスを披露する高見のっぽさん(写真・共同通信)

 

 NHK『できるかな』の「ノッポさん」こと俳優の高見のっぽさんが亡くなった。2022年9月10日、心不全のため88歳で死去。本人の意思により死去したことはふせられていたが、のっぽさんの誕生日である5月10日、所属事務所が公表した。

 

 のっぽさんは32歳のとき、NHK『なにしてあそぼう』(『できるかな』の前身番組)に抜擢。ひとこともしゃべらず、相棒のゴン太くんと工作を作り続け、こどもたちの人気者になった。『できるかな』最終回(1990年3月)で「あ〜あ、しゃべっちゃった」と初めて声を出したことも話題になった。

 

 

 のっぽさん死去のニュースで、当時のこども番組を思い出した人も多いはず。そこで本誌は、急遽アンケート調査を実施。「もう一度みたいNHKのこども向け番組」は何かを、『できるかな』世代である40代・50代の男女500人に聞いた。対象としたのは、1970年代、80年代にNHKで放送されていた12番組だ。

 

 では「もう一度みたい番組」のトップ5から見ていこう。

 

【第5位】『はたらくおじさん』(1961〜1982年)29票

 

 小学2年生向けの社会科番組。探検好きな少年「タンちゃん」と犬の「ペロくん」が町や会社で働く人たちの話を聞き、社会の仕組みを学んでいく。「はたらくおじさん、はたらくおばさん、こんにちは〜♪」のテーマ曲も懐かしい。選ばれた理由は、

 

「ペロくんがかわいい。テーマソングが大好きでした」(52歳女性・京都府)
「いろいろな職業をこの番組でおぼえたような気がします。テーマソングも覚えています」(55歳女性・東京都)

 

【第4位】『セサミストリート』(1972〜1982年)36票

 

 アメリカの幼児向け番組。日本語吹き替えではなく、英語のまま放送された。中学生以上の英語学習が目的だったが、小さいこどもからも人気が高かった。

 

「英語で話す人形劇というのが新鮮でした」(49歳男性・神奈川県)
「英語はよくわかりませんでしたが、クッキーモンスターやビッグバードなど、楽しいキャラがいっぱいでわくわくしました」(59歳女性・愛知県)
「みていれば英語が話せるようになるかなと思っていました。結局話せませんでしたけど」(55歳女性・静岡県)

 

【第3位】『プリンプリン物語』(1979〜1982年)57票

 

『ひょっこりひょうたん島』(1964〜1969年)などの流れをくむ連続人形劇。3年間、全656回にわたって放送された。主役の声は、歌手の石川ひとみが担当。

 

「頭の大きなルチ将軍が衝撃的だった。『知能指数1300』というセリフも学校で流行りました」(53歳女性・福岡県)
「幼いながらすごく集中してみていたらしく、この番組の放送中は誰に呼ばれても返事をしなかったと、今でも言われています」(48代女性・長野県)
「このころの人形劇、『紅孔雀』も『三国志』も大好きでした」(54歳男性・広島県)

 

【第2位】『中学生日記』(1972〜2012年)62票

 

 名古屋放送局制作。中学生が抱えるさまざまな問題をドラマ化した。生徒役の多くは素人の一般人で、のちに有名になった俳優やタレントも多い。

 

「同年代の人たちの問題がリアルに感じられて、いつも真剣にみていた」(45歳女性・神奈川県)
「おもしろかったわけではないが、興味ある内容の話が多かったように思う」(56歳女性・兵庫県)
「思春期の複雑な様子を、こどもと大人の両方の視点でみることができた番組だったと思います」(44歳女性・愛知県)

 

【第1位】『できるかな』(1970〜1990年)226票

 

 半分近くの票を集めた。基本的には、幼稚園・保育所向けの工作番組だが、小学生でもみていた人が多かったはず。

 

「ひとこともしゃべらないノッポさんとゴン太くんを不思議だと思わせない生き生きとした動きが楽しかった」(44歳女性・香川県)
「ハテハテフム〜の歌が今でも頭から離れません。ノッポさん、ありがとう」(44歳女性・京都府)
「この番組をみながら、一緒に作っていた記憶があります」(48歳男性・兵庫県)
保育園のとき、ノッポさんのマネをして商品用の段ボールに穴を開けて親にこっぴどく叱られたことがあります。創作意欲をそそる素晴らしい番組でした」(56歳男性・愛知県)

 

 のっぽさん、今でも多くの人たちに愛されていますよ。

 

 第6位以下は、次のとおり。

 

【第6位】『おーい!はに丸』(1983〜1989年)26票 ※着ぐるみ劇
【第6位】『にこにこ、ぷん(おかあさんといっしょ)』(1982〜1992年)26票 ※人形劇
【第8位】『たんけんぼくのまち』(1984〜1992年)15票 ※社会科
【第9位】『いちにのさんすう』(1975〜1995年)6票 ※算数
【第9位】『600こちら情報部』(1978〜1984年)6票 ※情報バラエティ
【第9位】『ワンツー・どん』(1974〜1996年)6票 ※音楽
【第12位】『ばくさんのかばん』(1980〜1987年)5票 ※幼児向け

( SmartFLASH )

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