エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

『王様に捧ぐ薬指』存在感マシマシの北村匠海に期待…橋本環奈&山田涼介の恋を邪魔する最高の “当て馬”

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.06.06 11:00FLASH編集部

『王様に捧ぐ薬指』存在感マシマシの北村匠海に期待…橋本環奈&山田涼介の恋を邪魔する最高の “当て馬”

 

 ラブコメにおけるライバルキャラ、いわゆる “当て馬” が弱いなぁと思っていたが、こういうわけだったのか。どうやら超売れっ子イケメン俳優・北村匠海が当て馬の真打ちだったようだ。

 

 先週火曜に第7話まで放送されている橋本環奈主演『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)。

 

 本作は、大切な家族を守るべく結婚を選んだ “ド貧乏シンデレラ” 羽田綾華(橋本)と、経営する結婚式場の業績不振を立て直すため、好きでもない綾華と打算で結婚した “ツンデレ御曹司” 新田東郷(Hey!Say!JUMP 山田涼介)が繰り広げるラブコメディ。

 

 

 当初は反発しあっていた2人が、次第に惹かれ合うというセオリーどおりの展開で進んでいき、第6話の終盤で契約結婚を解消。晴れて相思相愛の “本物の夫婦” になっていた。

 

■若手俳優・坂東龍汰が当て馬ではいまいち弱かった

 

 ここまでの本作の当て馬キャラは、綾華の高校時代の同級生で、初恋相手でもある神山絢斗。若手俳優・坂東龍汰が演じている。

 

 第6話のラストで神山が綾華に不意打ちキスしたことで、第7話は綾華と東郷の関係がギクシャクしていた。だが、そのおかげで東郷の「俺がそのキス上書きしてやるから」という胸キュンな名言も飛び出した。神山はメイン2人の仲に波乱を呼び込む当て馬として、しっかり役割を果たしたと言える。

 

 しかし、正直言って、若手の坂東では “弱い” と感じていた。

 

 坂東は『真犯人フラグ』(2021-2022年/日本テレビ系)、『未来への10カウント』(2022年/テレビ朝日系)、『ユニコーンに乗って』(2022年/TBS系)、『リバーサルオーケストラ』(2023年/日本テレビ系)と、立て続けに話題作にレギュラー出演している。

 

 とは言え、『紅白歌合戦』の司会を務めた国民的タレント・橋本と、人気ジャニーズグループHey!Say!JUMPで不動のエースとも言える山田、この2人の間に割って入るほどの格ではない気がしていた。坂東は今後いい役者に成長していく可能性は十分あるが、現時点では「まだ早い」というのが率直な感想だった。

 

 そのため、これから終盤回をどう盛り上げていくのかと懸念していたのだが……ここで飛び出してきたのが、第3話で登場し、今夜放送の第8話から本格参戦しそうな北村匠海である。

 

■『東京リベンジャーズ』主役の北村匠海に期待

 

 北村が演じる桜庭新は、東郷に代わって結婚式場の社長に就任するようで、なにかよからぬ企みがある模様。桜庭は綾華にちょっかいを出しつつ、2人の仲を引き裂こうと画策してくるのではないか。

 

 桜庭がどういった思惑を持っているのかは今後明らかになるだろうが、ひとまずラブコメドラマの盛り上げ要員としては申し分ないだろう。

 

 北村と言えば、大ヒット中の映画『東京リベンジャーズ』シリーズ(2021年、2023年)で主役を張り、役者としてのステージを上げたばかり。

 

 それだけでなく、今年1月期に放送された恋愛ドラマ『星降る夜に』(テレビ朝日系)では主演・吉高由里子の相手役を好演し、現在放送中の木村拓哉主演『風間公親-教場0-』にも、重要な役どころで出演した超売れっ子。

 

 個人的には『風間公親』第6話で、凶悪犯にメッタ刺しにされるという最重要キーパーソンを演じた北村が、『王様に捧ぐ薬指』でも存在感マシマシになってきた展開にワクワクしている。

 

 今まさに旬な北村であれば、橋本&山田という2大スターの間に割って入っても違和感がなく、山田のライバルキャラとしてもふさわしい。腹の底が見えない怪しげな桜庭というキャラクターで、北村がこの作品をどうかき回してくれるか、見ものだ。

 

■TVer登録者数ではキムタクの『教場0』に肉薄

 

 世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は、第1話が7.5%でスタートした本作。先週の第7話は6.6%で低調なまま推移している。

 

 しかし、昨今はリアルタイムではなく見逃し配信で視聴しているドラマファンも多い。実際、本作は見逃し配信の人気の指標になっているTVerのお気に入り登録者数が、126.6万人(6月1日現在)と好調だ。

 

 今期のほかの話題作と比較しても、『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の134.5万人、『風間公親―教場0―』(フジテレビ系)の127.2万人に引けを取らない数字で、福山雅治主演で高視聴率を記録している『ラストマン―全盲の捜査官―』(TBS系)の98.9万人には勝っている。

 

 ――北村匠海効果で今後のクライマックスがどれだけ盛り上がるか。リアタイ視聴派も見逃し配信派も、本作のファンは今夜放送の第8話からますます目が離せなくなりそうだ。

堺屋大地

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』に恋愛コラムを連載中。ほに『現代ビジネス』『文春オンライン』『集英社オンライン』『女子SPA!』などにコラムを寄稿

( SmartFLASH )

続きを見る

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る

エンタメ・アイドル 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事