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鬼越トマホーク金ちゃん、始球式を「死球式」にして平謝り! 過去には監督を激怒させた「死球劇」も
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.07.17 19:45 最終更新日:2023.07.17 19:45
大のベイスターズファンで知られるお笑いコンビ・鬼越トマホークの金ちゃんが、7月16日、横浜スタジアムでのDeNA‐広島の始球式に登板し、始球式を「死球式」に変えてしまった。
「0258(オニゴエ)」の背番号で登場した金ちゃんは、打席に立った広島・上本崇司内野手に対して軽く頭を下げてから投球。元野球部ということもあってか、慣れた様子で投じたボールは大きく右に逸れ、上本の背中付近を直撃した。背中を押さえ、派手に痛がる素振りを見せた上本に、大あわてで駆け寄った金ちゃんは、広島ベンチと上本に向けて謝る場面が見られた。
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上本にけがはなく、広島ベンチはみな笑顔を見せていたが、金ちゃんはその後、球団が公式Twitterに投稿した始球式の動画を引用リツイートしつつ、自身のTwitterで《上本選手、並びに広島カープの皆様、ファンの皆様、誠に申し訳ございませんでした!》と、あらためて謝罪した。
上本のほうは、自身のInstagramのストーリーに《鬼越トマホークさんわざと当たりに行ってすみませんでした》と投稿。すると、それを金ちゃんがTwitterで紹介し、《わざと当たりにいきましたとは言われたけど優しさですよね…笑(略)チームの垣根を越えて上本選手のファンになりました》とツイート。最終的には、ほっこりなハプニングとなった。
今回は、上本が大事には至らなかったからこそ笑顔ですんだが、すまなかったケースもある。シャレにならない死球式が起こってしまったのは、1991年3月30日、近鉄‐阪神のオープン戦でおこなわれた始球式だ。
始球式を務めたのは、お笑い芸人の山田雅人。打席に立ったのは、この年にロッテから阪神に移籍してきた高橋慶彦だった。山田が投げた内角高めの直球は高橋の右肘を直撃し、高橋はもんどり打って倒れ込む事態に。2日前のオリックス戦でも右肘に死球を受けていた高橋は、これにより右肘から内出血。トレーナーの手によって、患部から血を抜く治療が施されたほどで、中村勝広監督(当時)を激怒させた。
治療を終えた高橋は、そのまま1回表の打席に立ち、次の打席では二塁打も放つなど、死球の影響はないように感じられた。しかし結果的に、このシーズンの高橋は思うような成績を残せず、翌1992年に引退。死球との因果関係は不明だが、山田にも高橋にも、後味の悪い結末となってしまった。
始球式のボールが打者の致命傷になるほど、速球を投げ込むタレントはそう多くないが、一歩間違えれば、高橋のようになってしまうケースもある。それだけに、ガチの野球ファンである金ちゃんはさぞかしあせったはず。何ごともなく終わったのは、不幸中の幸いだったといえそうだ。
( SmartFLASH )