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秋野暢子「子鬼」腫瘍摘出…年2.5万人がかかる食道がん「初期には症状がほとんどない」医師が語る “正しい向き合い方”

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.08.23 15:45FLASH編集部

秋野暢子「子鬼」腫瘍摘出…年2.5万人がかかる食道がん「初期には症状がほとんどない」医師が語る “正しい向き合い方”

写真・時事通信

 

《さてさて~退院の朝です》
 8月21日、自身のブログで退院を報告したのは、女優・秋野暢子。15日の投稿では、7月に見つかった腫瘍を切除する手術を受けると報告していた。手術は17日、内視鏡を使っておこなわれた。

 

 秋野はこれまでのブログで、がん細胞を「鬼」になぞらえており、《内視鏡の検査結果 前に内視鏡で取った所の近くに子鬼が2個登場しました》と7月19日に投稿していた。

 

 

 2022年にステージ3の食道がんを発症し、今年4月に寛解したと報告していた秋野。今回の “子鬼” は《再発ではなくて、元々怪しい部分が顔を出したって、事のようです。今回も内視鏡で取れるので大丈夫です》と同ブログで語っていた。

 

 一度は寛解した秋野の食道がん。今年6月に内視鏡中心の総合クリニック「五良会クリニック白金高輪」をオープンし、食道がん、胃がん、大腸がんの検診も多く手掛ける、医療法人社団五良会の理事長、竹内内科小児科医院院長の五藤良将医師が解説する。

 

「日本では年間に約2.5万人の方が食道がんと診断されるという統計もあります。特に60~70代の罹患率が高く、男性5:女性1という比率です。

 

 食道がんは誰にでも起こりうるものですが、食道がんの初期ではほとんど症状が出ません。ただ、がんが大きくなるに従って、飲食物を飲み込んだときの違和感やつかえ、しみる感じ、声のかすれ、胸や背中に痛みが出ることがあります。

 

 今回は内視鏡手術で新しい “子鬼”――腫瘍を取り除いたということですが、内視鏡手術と放射線療法のあとに、遺残といって取り切れなかったがんが大きくなったり、いったんは消失したように見えても同じ場所に再発することもあります。そうした場合、まず内視鏡検査して治療するのが一般的ですね」

 

 一度は寛解した秋野のがんだが、このタイミングでの再発見に不安はないのだろうか。

 

「がんの寛解とは、一時的あるいは永続的に腫瘍が縮小または消失している状態のことを言います。 寛解にいたっても、がん細胞が再び増えたり、残っていたがんが別の部位に転移したりと、“再発” する可能性はあります。

 

 食道がんの場合は、特にがんの深達度によって予後が大きく変わります。特に、放置してがんが拡大、深部に浸潤すると、血流が豊富な血管やリンパ管に入り込み、リンパ節転移、遠隔臓器転移にもつながってしまいます。再発の疑いがあれば、早期に治療をする必要があります」

 

 退院後の22日、愛犬と遊ぶ様子や、朝食にスイカを食べる様子を投稿した秋野。そこからは、術後とは思えない健康的な姿が見て取れた。

 

 冒頭の投稿では《これからも定期検査を怠らず、しっかり潜んでいるかもしれない鬼達も向き合っていきます》と書いていたが、気を緩めない秋野の姿勢こそ、「鬼退治」に対する正しい向き合い方なのかもしれない。

( SmartFLASH )

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