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和田アキ子「東山社長やっていけんのかね?」発言に寄せられる賛否…竹中平蔵氏は「プロ経営者を入れてファンクラブ560億円の資産を活かせ」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.09 16:00 最終更新日:2023.10.09 16:00
10月8日、歌手の和田アキ子が、MCをつとめる『アッコにおまかせ!』(TBS系)に生出演。2日にジャニーズ事務所が開いた会見で、新エージェント会社を設立し、社長に東山紀之、副社長に井ノ原快彦が就任することについて言及した。
会見で東山社長は、ジャニーズ事務所から「SMILE-UP.」に社名を変更し、補償業務のみの会社として再出発することを発表。同社の社長も東山がつとめる。
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和田は「こんなことを言うと不謹慎だけど」と前置きしつつ、「やっていけんのかね、東山は」とコメント。「企業の社長とかってそんな簡単にはなれないと思うんですよ。どっかの(社長の)息子さんだったとしても、どこかの会社で一応研修とか受けてやるとかあるけど。(東山も井ノ原も)2人ともタレントさんだったから」と疑問を呈した。
また「私は『ヒガシ』って呼んでいるんですけど、社長は、自分で社長になられてこの大変なときに、いまお芝居やられてるんでしょ? これもどういうふうにとられるのか。みんな所属しているタレントさんは気が気じゃないと思うんですけど」とジャニーズ所属タレントの胸中を懸念した。
和田が、東山社長に対して、「やっていけんのかね?」と疑問を呈したことに、SNSでは賛否が渦巻いた。
《幾ら大御所であれ いちタレントごときで少なくても経営者の東山にたいして「やっていけるのか」って言葉は上からものを言い過ぎかなと思います》
《あなたも会社の社長やったことないでしょ? こんなこと言えるのですかね? 本人達も必死だと言うことを心中理解できないのでしょうか?》
《外野からはなんとでも言えるだろうが引き受けてがいなくて、あえて火中の栗を拾ったんだからせめて同業者くらいは応援してやれよ》
と和田が疑問を呈したことに否定的な声が多くあがる一方で、賛同する声も。
《これ、まっとうな疑問やと思うわ》
《確かになんでこんな大きな会社のしかも大変な中でのトップになるのがタレントなんかなとは思ってた》
《まったくねえ。社長どころか部長や課長や係長レベルだって、実力と実績と人望が認められたり、公正な昇進試験にきちんと合格して所定の教育研修を経て初めてなれるもんでしょ》
同日、「プロの経営者が入らなければいけない」と私見を述べたのは、元総務相で経済学者の竹中平蔵氏だ。
竹中氏は、『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)に出演。「ジャニーズ事務所は再建できるか?」をテーマに議論するなか、「再建できる」とした竹中氏は「再建のプロっていう人たちがいるんですよ。その人たちは今、ジャニーズにものすごく注目しています」と証言。
経営再建には、「守るべきリソース(資産、資源)があるかどうか(が大事)」と説明したうえで、(ジャニーズ事務所は)守るべきリソースがあると考えられる」と指摘。
リソースとはファンクラブ会員だといい、「ファンクラブのメンバーって、いま1400万人いるんですよ。1400万人の会員がいて、みんな年4000円払っている。これ単純に計算すると、ほっといても560億円入るんですよ。これは、実は再建する人はみんな目をつけているわけです。新組織でエージェントをどうするのかも問題になると思うが、プロの経営者が入らないといけないと思う」と明言した。
さらに、「タレントさんというのはきれいな面だけを見せて、嘘とは言わないけど、ある意味で夢を与える。ところが、経営者は嘘言っちゃいけない。タレントさんに経営者をやらせるのは酷だと思うんです。再建のプロを入れてファンクラブを維持できれば、ものすごく有望な会社になります」と断言した。
補償業務に徹する「SMILE−UP.」の社長に加え、今後たちあげる新エージェント会社の社長にも就任する東山。疑問の声を払拭し、新たなスタートを切ることができるだろうか。
( SmartFLASH )