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金子恵美氏「企業の体質表れてる」パックン「作成を知った時点で報告を」識者が示したジャニーズ「NGリスト」調査報告への苦言

エンタメ・アイドル 投稿日:2023.10.12 16:45FLASH編集部

金子恵美氏「企業の体質表れてる」パックン「作成を知った時点で報告を」識者が示したジャニーズ「NGリスト」調査報告への苦言

10月2日に2度めの会見を開いたジャニーズ事務所・東山紀之新社長(右から2人め)ら/写真・梅基展央

 

 ジャニーズ事務所が「指名NGリスト」に関して、「一切関与していない」とする調査報告を発表したことに、識者らから苦言が相次いだ。

 

 10月10日、ジャニーズ事務所は、公式サイトで《NGリストの外部流出事案に関する事実調査について》と題し、5000字を超える声明を発表した。

 

 同事務所は、2日に会見を開催したが、その際、特定の記者を指名しないようにする「NGリスト」が作成されていたことが発覚していた。

 

 

 声明では、会見に持ち込まれた記者の名前と顔写真入りの「NGリスト」は、会見当日の午前中、受託業者である「FTIコンサルティング」が事務所の了解をとらないまま独断で作成したものなどと説明し、あらためて関与を否定した。

 

 また、実際の会見では、「NGリスト」の記者も約5割は指名したと説明。質疑応答の透明性を強調した。

 

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏は10月11日、自身のX(旧Twitter)にこう書きこんだ。

 

《関与がなくても残念ながら社長、副社長に責任はある。それがタレントとは違う経営者の責任。もし自分たちに責任がないというならコンサルや担当弁護士、顧問法律事務所をクビにしないと》

 

 さらに、こう付け加えた。

 

《今のコンサルや弁護士たちをクビにして損害賠償請求でもしない限り、コンサルや弁護士たちの行為を全て認めたと思われてしまうのが社長、副社長というもの。》

 

 同日に放送された『めざまし8』(フジテレビ系)に出演した弁護士の若狭勝氏は、「報告しないほうがよかった」と指摘したうえで、こう語った。

 

「我々の仕事では、あえて何も言わない、弁解しないってことがいい場合があるんですよ。今回も何も言わないほうが、火に油を注ぐことはなかったと思うんですけど、これでよりいっそう批判を浴びる。ただ、内部的にはアゲインストの風がすごい強いんで、このままずっと言われ続けるとっていうあせりがあるんだと思いますね」

 

 一方で、より重要なのは被害者への補償だと持論を展開した。

 

性加害の補償っていう大事な問題があるんで、そっちのほうを説明していく、公表していくっていうほうに力を入れるべきというのが、いまのジャニーズにおいて求められる姿勢ではないかなと」

 

 同番組に出演した元衆院議員の金子恵美氏は、「企業の体質が表れてるなと思って。余計なところを言わなければいいところを、逆に言ったことによって、非を大きくしてるなって気がしますよね」と指摘したうえで、自身の見解をこう述べた。

 

「会見の在り方にまで批判が派生していて、世のみなさんも注目されているからこそ、報じているのかも知れないですけども、ジャニーズ事務所もそうですし、報道する側も性加害問題、性被害者への解決っていうことの、問題の本質を見失ってはいけないと思います」

 

 お笑いコンビ・パックンマックンの「パックン」ことパトリック・ハーランも同番組に出演。「報告書を見て、違和感が払しょくされたか、と言ったらそうじゃない。今回の報告書で僕がとくに注目したいのは、報告書のタイトル《NGリストの外部流出事案について》なんですよ」と指摘したうえで、ジャニーズ事務所の対応に苦言を呈した。

 

「つまり『作成』とかではなくて『流出』に注目しているんですよ。問題となったのは、発見されたからだということであって、このNGリストが作成されたことを知った時点で、これをむしろ、報告してもよかったのにな、と思うんですよ。もっと解明して、自ら明かす、そういう新しい姿勢に切り替えていただきたいなと思いますね。再発防止のためにも」

 

 ジャニーズ事務所が声明を発表するのは5日以降の5日間で5度め。声明を出すほどに批判を浴びる悪循環から抜け出すことはできるだろうか。

( SmartFLASH )

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