フジモン、当て逃げで「活動自粛」へ「交通事故」起こした芸能人の復帰期間は？　最短はノンスタ井上「3カ月」

 

　10月11日、お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史が、4日に乗用車と物損事故をおこし、現場から立ち去った疑いがあることが報じられた。

 

　同日、吉本興業は公式サイトを通じ、《弊社所属 FUJIWARA 藤本敏史は2023年10月4日（水）正午ごろ、東京都渋谷区交差点において自身が運転する車両と被害者の方の車両との接触物損事故を起こしました》と認めた。捜査中のため詳細は控えるとし、藤本は《当面の間、芸能活動を自粛する》という。

 

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　藤本本人は、《この度は事故を起こしてしまい、また、事故直後に適切な対応ができておらず、浅はかな行動をとってしまい、被害者の方に対して大変申し訳ない思いです。被害者の方には、ご多忙の中で直接謝罪させていただく機会を設けていただきました。》とコメント。《今後は誠意をもって被害弁償させていただくことはもちろんのこと、自身のあり方を見直すべく、タレント活動に関しては暫く控えさせていただくことにしました。》とつづっている。

 

　藤本が接触した乗用車の運転手には、けがはなかったという。ひな壇芸人として活躍し、8月には年下一般女性との交際が報じられるなど、公私ともに好調だったが、まさかのトラブルとなった。

 

　芸能人による当て逃げ・ひき逃げ事故は、定期的にニュースにのぼる。皮肉にも2016年12月、お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介が当て逃げ事故を起こしたときは、藤本が「なんで車から出て謝罪せえへんかったんやろ。しっかり反省してほしい」と、テレビで苦言を呈した場面もあった。「絶対にバレる」と言われているにも関わらず逃げてしまうのは、芸能人という立場ゆえだろうか。

 

　藤本は「当面の間の活動自粛」と発表されたが、かりに復帰するとすれば、いつごろになるのだろうか。過去に報じられた、芸能人たちの事例を振り返ってみよう。

 

●坂上 忍
1995年1月、飲酒運転により電柱や駐車場の車に衝突し、パトカーとカーチェイス後に逮捕。同日釈放後、半年間の謹慎。坂上の車には、山本寛斎の娘である山本未来が乗っていたため、恋愛スキャンダルにもなった。

 

●せんだみつお
2000年9月、二重橋交差点で、信号待ちをしていた乗用車に追突したが、事故現場から逃走。追突された会社員男性に取り押さえられ、現行犯逮捕。逮捕時、酒を飲んでいたことも発覚し、運転免許証取り消しと罰金刑を受けた。半年間の自宅謹慎処分を受けた。

 

●NON STYLE・井上裕介
2016年12月、自身が運転する乗用車がタクシーに接触する事故を起こしたが、警察への通報や救護措置をせず現場から逃げ、書類送検。活動を自粛した。不起訴処分となり、2017年3月にルミネtheよしもとでのイベントで仕事復帰。

 

●稲垣吾郎
2001年8月、駐車禁止エリアに停車していたため、警察側が免許の提示を求めたが、稲垣は車を急発進。婦警に怪我を負わせ、公務執行妨害と道交法違反で逮捕。CM自粛、SMAPが『NHK紅白歌合戦』出場を辞退するなど、大きな影響があった。不起訴処分となり、約5カ月後、2002年1月の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）で復帰。

 

●伊藤健太郎
2020年10月、運転中にバイクと衝突事故を起こし、男女2人が負傷。事故直後にいったん立ち去ったが、目撃者に促され現場に戻り、ひき逃げで逮捕となった。その後不起訴処分となり、2021年10月には舞台出演、2022年6月、復帰作『冬薔薇』初日舞台挨拶に出演し、本格復帰。

 

　今回、あげた例でいちばん短いのは、ノンスタ井上の「3カ月」だ。ほかの例を見ると、起こした事故の深刻さにもよるが、基本的には半年から一年間ほどの謹慎が目安となっているようだ。

 

「藤本さんの場合、相手の運転手にけががなかったことは幸いでした。ただ、事故の詳細はいまだに明らかになっていないため、今後の捜査の結果によっては、また話は変わってくるでしょう」（芸能記者）

 

　事故を受け、ノンスタ井上への“説教”が「ブーメラン」として非難されてしまっている藤本。復帰後に座るひな壇は、さぞ居心地の悪いものになりそうだ。

( SmartFLASH )