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『紅白』藤井風は “ステルス布教”、Vaundyは有吉弘行と因縁、K-POP新人は撃沈…旧ジャニ以外にも出場危機の「2022年組」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.10.23 20:45 最終更新日:2024.07.05 17:52
10月18日、NHKは定例会見であらためて、大晦日の『NHK紅白歌合戦』への旧ジャニーズ事務所所属グループの出場について、見解を示した。
「株式会社SMILE-UP.」への社名変更を10月17日におこなった旧ジャニーズ事務所。同時に、関連会社の社名などから、故・ジャニー喜多川氏を連想させる言葉を削除する対応を取ったことで、「WEST.」に名称を変更した旧ジャニーズWESTのようなグループも出てきた。
そうした対応が進むなか、NHKの担当者は会見で「新規の出演依頼については、被害者への救済と再発防止への取り組みが着実に進まないとおこなわない」「『紅白』についても同じ方針」と強調した。
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「9月27日の会見でも明言した “『紅白』ジャニーズゼロ” という姿勢に変更はないとのことでした。2022年まで、総合司会も含めて、多くのタレントで大晦日を支えてきた旧ジャニーズ事務所ですが、1979年以来、44年ぶりの出場危機を本格的に迎えています」(芸能記者)
苦境の旧ジャニーズ勢に対して、「スポニチ」が10月22日に人気バンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス グリーンアップル)」の『紅白』初出場が内定したと報じたように、続々と出場者の顔ぶれが聞こえてくる。
「旧ジャニーズが不在で、目玉不足が心配される『紅白』。代わりに、若年層を呼び込める人気アーティストを出場させたいところですが、それについても、頭を悩ませている状況でしょう。2022年の出場者には、その後、いろいろとケチがつく人たちが多かった印象ですから……」(前出・芸能記者)
2022年大晦日の『紅白』直後に世間を騒がせたのが、藤井風(かぜ)と、Vaundy(バウンディ)のソロアーティスト2人だった。
テレビ局関係者がこう話す。
「藤井さんは、2022年の『紅白』に、世界的に大ヒットした『死ぬのがいいわ』で出場しましたが、その曲が収録されたアルバム『HELP EVER HURT NEVER』のタイトルなどが、“サイババ” ことインドの新興宗教指導者であるサティヤ・サイ・ババの言葉だったことから、“ステルス布教” だと批判を浴びたのです。
NHKは、報道機関として、正体を隠して勧誘していた『旧統一教会』の問題を厳しく報じてきただけに、国内外の違いはあれど、“ステルス布教” という印象は非常によくありません。
一方、2022年の紅白で、カラオケソングのトップチャートを走った『怪獣の花唄』を歌い、さらに、milet(ミレイ)さん、Aimer(エメ)さん、そしてYOASOBIの幾田りらさんとともに『おもかげ』を披露したVaundyさんの場合、すでに決まっている総合司会との兼ね合いで、出場が厳しいとみられています」
2023年の『紅白』司会には、有吉弘行と橋本環奈、浜辺美波、そしてNHKの高瀬耕造アナウンサーという面々が発表されている。
「問題は有吉さんとの共演です。2022年の『紅白』に純烈の応援として出場した有吉さんでしたが、その直前に登場したVaundyさんが、NHKホールに集まった観客に対して、『そんなもんかい』と煽った場面を、『紅白』直後に収録された自身のラジオ番組でイジリ倒していたんです。
ダチョウ倶楽部の肥後克広さんと寺門ジモンさんがアドリブで入れた部分がスベっていた、と前置きした有吉さんは、客席に煽りを入れたVaundyさんのことも『あんまり反応なくて。肥後さんとVaundyが一緒ぐらいスベってた』と一刀両断。
その前には『(Vaundyの)ファンもいない会場』と、かなり痛烈に話しており、このラジオの内容はネット上でかなりの騒動を呼んだんです。
もちろん、このことは『紅白』側も把握しているでしょうし、そのうえで有吉さんを司会にしている。つまり、Vaundyさんのほうを “切った” ということでしょう」(前出・テレビ局関係者)
2022年は、日本でデビュー前だった「LE SSERAFIM(ル セラフィム)」と、デビュー2カ月半だった「IVE(アイヴ)」のK-POP系の2組が紅組から出場し、賛否両論が起きた。
「この2組の今年の『紅白』出場に対しては、よりいっそう厳しい視線が注がれるのではないでしょうか。
というのも、2023年上半期にともに日本でアルバムをリリースした2組でしたが、どちらも売上10万枚を超えるのがやっと。これは、以前から視聴者に『紅白』出場が熱望されているバンド『スピッツ』とほとんど同じという結果でした。
ほかにも彼女たちよりも売上の多い男性グループは、旧ジャニーズ勢を筆頭に大勢いますし、『NMB48』にも負けています。
前回、『若者に絶大な人気がある』との触れ込みで出場したにもかかわらず、この売上結果では、普通に考えて、出場させる理由が見つかりません」(音楽業界関係者)
近年、視聴率低下が止まらない『紅白』。こうも目玉が潰えていっては、なす術がないのかもしれない――。
( SmartFLASH )