10月24日深夜、嵐・二宮和也が旧ジャニーズ事務所から独立することを発表。「私、二宮和也は10月24日をもちまして、事務所から独立し、個人で活動していく決断をさせていただきましたので、ご報告させていただきます」とファンクラブ向けの会員サイトで発表すると、各所に大きな衝撃が走った。
二宮は動画で、故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて開かれた9月7日の最初の事務所の会見を見て、「自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」と心情を吐露。
旧事務所から新たに立ち上げるエージェント会社などの説明を受けたが、「自分の将来については自分自身で決めていかなきゃいけない」と考え、独立を決断したという。
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「SMILE-UP. 社長の東山さんは頭を抱えていると思いますよ、今月に入ってから、事務所の稼ぎ頭だった岡田准一さんと二宮さんという人気俳優2人が退社することになったんですから。
性加害問題が騒がれるようになると、旧ジャニーズタレントを起用していたスポンサー企業のCM撤退ドミノが発生、さらに各企業はジャニタレを起用した番組のスポンサーにつくことにも難色を示しました。
そのため、木村拓哉さんクラスの大物でも、主演ドラマの制作延期が伝えられるようになりました。こうした影響は今後のキャスティングにも関係してくると思われ、俳優業中心の岡田さん、二宮さんにとって、旧事務所の名前は大きな足枷になる可能性が否定できません。
家族のいる2人ですから、納得の判断だと思いますが、これまで『ジャニーズ』というブランドで守られてきたタレントたちは、全員、今後の進退について真剣に考える段階がきたということです」(芸能記者)
岡田准一の退所で、それまでタレント内に広がっていた「退所は逃げ」という風潮が変わり、タレントの「退所ドミノ」が起きると見られたが、その象徴が二宮となった。
「9月21日、A.B.C-Zの河合郁人さんが、12月21日をもってグループを卒業し、脱退後は事務所に所属したままソロとして活動していくことを発表しました。
翌日、河合さんはコメンテーターとして出演した『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)で、グループ脱退後も旧事務所に残るという選択をしたことについて、『いま自分が退社するのは、どうしても逃げるように見えるから嫌。気持ち的に(旧事務所が)抱えている問題も受け止め、それを第一にと考えているので、退所は考えなかった』と告白しました。
しかし、この河合さんの発言で、『退所するのは逃げ』という風潮が生まれ、旧事務所内に退所を言い出しづらい空気が広がったようです。
しかし、俳優部門のエース格といえる岡田准一さんが退所を決断したことで、そうした風潮もなくなり、二宮さんも退所しやすくなったのでしょう」(同)
二宮は、4日のYouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」でも正直な気持ちを打ち明けていた。
「二宮さんは、嵐がグループ活動休止した翌年4月、KAT-TUN・中丸雄一さん、Sexy Zone・菊地風磨さん、Hey!Say!JUMP・山田涼介さんとYouTube『ジャにのちゃんねる』を開設しました。
4日に公開された動画では、『みんなどうすんの? グループの方向性と、個人の方向性があるじゃん。これがおそらくまだ話しきれてないよね』などと語り、戸惑いや不安を抱えるタレントのリアルな声を伝えました」(芸能記者)
この日の動画で、チャンネル名を変更し、いったん活動休止後、11月1日をめどに再会すると告知している。
二宮は、チャンネルが再開されたら何を語るのか。そして、二宮に続く退所ドミノに乗っかるタレントは出てくるのか――事態はまだまだ収まりそうにない。
( SmartFLASH )