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X JAPAN HEATHさんが生前に明かしていた「牙を抜かれたくない」、巨大レコード会社を頼らなかったワケ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2023.12.10 06:00 最終更新日:2023.12.10 06:00
人が死して遺すものは、名前だけではない。ふとしたときに交わした言葉が、残された人たちの生きる支えになる。笑いの天才、いつも勇気づけてくれたミュージシャン、球界の偉人。親しい有名人が明かす、言葉と思い出。
・X JAPAN HEATHさん/10月29日没 享年55 大腸がん
・「牙を抜かれたくないんだ」(DJ・ミュージシャン 鮎貝健さん)
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18年ほど前、「新曲に英語の歌詞をつけてくれない?」とHEATHさんから依頼を受けて、通販限定のシングル『GIVE』『come to daddy』など3曲の英語詞を書きました。そのとき、僕の仮歌を入れた音源を渡したら歌も気に入ってくれて、僕が本チャンでも歌うことになったんです。
僕はとくに『GIVE』が好きだったこともあり、「ソロ活動もメジャーなレコード会社の力を利用しないの?」と訊いたら、HEATHさんは「牙を抜かれたくないんだ」って真顔で答えたあとに、「なーんてね」って照れくさそうに笑ったんです。どこかに頼ったり甘えたりしたくなかったのかも。
僕はHEATHさんのその強さも、優しさも大好きでした。思い出は尽きないけど、今はゆっくり休んでね。また会いましょう。