エンタメ・アイドル
『光る君へ』まひろ&道長の“キューピッド”演じる毎熊克哉『セクシー田中さん』に続く“キーパーソンぶり”に集まる注目
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.02.11 06:00 最終更新日:2024.02.11 06:00
視聴率こそ苦戦しているものの、見逃し配信などでは高い人気を誇り、内容も高評価を受けているNHK大河ドラマ『光る君へ』。ここまで、吉高由里子演じるまひろと、柄本佑演じる藤原道長の「平安版ロミジュリ」とも呼ばれるロマンスが展開されているが、そのなかで重要な存在となっているのが、町辻で風刺劇を披露する「散楽」の一員である、直秀だ。
2月4日放送の第5話では、道長が、6年前に母を手にかけた藤原道兼(玉置玲央)の弟だと知り、まひろがショックのため寝込んでしまう。それを知った道長は、身分を偽ったことを直接会って説明したいと文をしたため、2人は再会。まひろは道長に、母が亡くなった経緯を打ち明ける――という内容だった。2人の再会を手配したのが、直秀だ。
【関連記事:山口智子が夫・唐沢寿明に語った終活「散骨してくれ」】
直秀は実在の人物ではなく、オリジナルキャラクター。夜になると、まひろの屋敷に現れ、フクロウの鳴きまねなどの合図を使って、まひろとコミュニケーションを取りつつ、まひろと道長の仲を取り持つ役割も担っている。
SNSでも、
《視聴者の総ツッコミを代弁してくれる毎熊直秀。道長にあの娘を弄ぶなと釘を刺し、まひろにも身分違いの恋を諦めろと諭し、それでもキューピッド役として大活躍してくれたんですもんね…》
《頼み事を「断る」とか「あの男はやめておけ」とか言ってるのになんやかんやまひろのために動いてくれる直秀イケメン》
《道長もいいが直秀もいい。やさぐれてるようで、健気でいい。中の人がいい。》
《直秀って、何者なんだろう… 案外、高貴な出身だったりするんだろうか…すごく気になる存在感。演じている俳優さんも、気になる…》
と、直秀の存在に注目する声は多い。
関心を寄せていたのは、視聴者だけでなく、同作に藤原斉信(ふじわらただのぶ)役で出演しているお笑いコンビ「はんにゃ」の金田哲もそのひとり。第5話が放送された翌5日、自身のYouTubeチャンネル「はんにゃ金田SHOW」に新たな動画を投稿、ドラマの感想を述べた。
「道長の『俺はまひろの言うことを信じる』。かっこよかったなぁ~、キュンキュンしたもん」と興奮した様子で話す金田。「(まひろに)近づいて行って肩に手を置いてさ、(抱きしめずに)『まひろを頼む』って直秀に言って。(直秀が)『帰るのかよ』って。(視聴者)全員、思った。全員こけた」と、直秀が道長へ向けて放ったひとことに共感した。「直秀のツッコミが秀逸だった。間とか、言い方とか、(視聴者)全員の総意を言ってくれた」と、直秀の言葉が印象的だったと振り返った。
「直秀を演じているのは、2023年10月期に放送された、木南晴夏さん主演のドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)にも出演した、毎熊克哉さんです。主人公の田中さんを『おばさん』呼ばわりしながらも、徐々に心を通わせていく商社マン・笙野浩介を好演していました。
毎熊さんは、2023年には映画2本、ドラマ4本に出演。前作の大河ドラマ、松本潤さん主演の『どうする家康』にも、徳川家康(松本)の嫡男、信康(細田佳央太)の補佐と見せかけて裏切り者だった岡崎城奉行・大岡弥四郎の役で、ゲスト出演しています。
『セクシー田中さん』は、ORICON NEWSのドラマ満足度ランキングで何度かトップを飾り、2023年10月期の隠れ覇権ドラマだった、という声もあります。毎熊さんの演じる笙野は、劇中のキーパーソンでもありました。当初はイヤな性格が目につくキャラクターでしたが、物語が進むにつれ、徐々に好感度が上がっていきました」(芸能記者)
毎熊本人は、2023年12月にウェブメディアのインテビューで、次のように語っている。
《僕が演じる役は、大抵ひどいヤツなんですよね(笑)。でも僕自身、物語に出てくるひどいヤツを演じるのが好きなんです。実際にいたら嫌なんでしょうけど、子どもの頃から好きなキャラクターも悪役だったりもしました。ひどいヤツって、演じていても面白いし、発見が多いんです。自分の中にあるひどい部分、汚い部分も見つけられるし、そういうキャラクターがいることによって物語が面白くなったりもするので、学べることも多い気がします》(「Real Sound」2023年12月30日)
今回の大河で演じる直秀も、ヒロインと主人公を翻弄しつつも橋渡し役を買って出るという、いまのところつかみどころのない役だ。ドラマ放送後の公式Xで公開されたキャストインタビューのなかで、毎熊は「すごく単純なことで言うと、2人のことを好きなんだと思う」と、直秀というキャラを解釈している。
クセのある役だけに、毎熊にとっても、演じ甲斐を感じているに違いない。
( SmartFLASH )