「さすが広島の人間」有吉弘行が千鳥に「吉本の保守本流」ツッコミ「全盛期の切れ味」と集まる称賛

 

　2月17日、お笑い芸人の有吉弘行が『MC芸人・奇跡の一夜　よくぞ集まったSP!!』（テレビ朝日系）に出演。千鳥に対して放った痛烈なツッコミが話題となっている。

 

　同番組はテレビ朝日開局65周年を記念したもの。同局のバラエティ番組でMCを務める芸人が集合した4時間スペシャルで、芸人同士の意外な関係性が明かされた。

 

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「お互いこんな事思ってる」というコーナーで、さまぁ〜ずが千鳥に対して「実は似ている」と思っていた、とトークを展開。三村マサカズが、2人だけで楽しむ世界観、2人だけでのロケ、お笑いの賞レースで勝てていない、同級生、など千鳥と似ている点を説明すると、大悟とノブは「ありがたい」と言いながらも、少々とまどった反応を見せた。

 

　すかさず有吉が、先輩のさまぁ〜ずをイジる意図か、「本当は嫌でしょ。もっと言われたいコンビがあるでしょ」とツッコミを入れると、大悟は「昔からマジでノブと言うてました。さまぁ〜ずさんみたいな関係性と、テレビの出方のゆるさとか、お笑いだけやっている感じ……」と必死に憧れている様子を熱弁。

 

　すると、有吉は「吉本の保守本流にいてさ、さまぁ〜ずさんを目指すわけない！」と強烈なツッコミ。

 

　ノブが「岸田や麻生みたいにゆうなや！」と返して笑いを取り、「さまぁ〜ずさんの柔らかい空気感が好きで本当に目指してます」と改めて説明したものの、有吉は間髪入れずに「目指すところはもっと……」と食い下がる。

 

　最後に、大竹一樹が「お前黙っとけ！　いいんだよ。そう言っているんだから」と有吉のさまぁ〜ずイジりにツッコミを入れ、有吉は爆笑していた。

 

　有吉が千鳥に「吉本の保守本流にいて、さまぁ〜ずさんを目指すわけない！」とツッコミを入れたことにSNSは沸騰。有吉の切れ味を称賛する声が多くあがった。

 

《保守本流というワードがパッと出てくる有吉弘行、さすが広島の人間だな》

 

《千鳥に「吉本の保守本流」とか言って、ちょいちょい全盛期の頃の切れ味をチラ見せするのたまらん》

 

《有吉が千鳥に言った「吉本の保守本流」の批評性が鋭すぎて笑った後に思わず唸ってしまった。その少し前に違う話題のトーク内で出てた「麻生太郎」というワードを伏線に化けさせてるのもエグい》

 

「保守本流」といえば、政界では、池田勇人元首相が創設した「宏池会」を主に指す言葉。現在は解散したものの、これまで5人の首相を輩出した名門派閥だ。池田勇人元首相、岸田文雄首相ともに広島が地盤。広島出身の有吉にとって、なじみ深い言葉ということか。

 

「2021年10月、自身がパーソナリティをつとめるラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』（JFN系）でも『保守本流』という言葉を使っていました。

 

　太田プロの後輩芸人が、仲のいい芸人として、マシンガンズ・西堀亮さんなどの名前をあげたところ、『太田プロの保守本流じゃないな。岸田派じゃないな』と有吉さんは指摘。

 

　太田プロの保守本流の流れとして、『（片岡）鶴太郎さんがいて、松村（邦洋）さんからの（笑福亭）笑瓶さんとかいて、ダチョウ（倶楽部）さん、（山田）邦子さんに絡んでまぁ……土田（晃之）さん』と名前を列挙し、自身は『だいぶ寄り道が多い』として、『保守本流ではない』としたのです」（芸能担当記者）

 

　かつて『マツコ＆有吉の怒り新党』（テレビ朝日系）で、「政調会長」をつとめていた有吉。政界にまつわる切れ味の鋭いツッコミも聞いてみたいものだ。

( SmartFLASH )