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フジテレビでCM再開のキンライサー “接待疑惑”に反論も相次ぐ批判“先陣”を切る困難あらわ
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中居正広のトラブルに揺れるフジテレビ
タレントのアンミカとダチョウ倶楽部が共演するCMが印象的な、給湯器の設置などを手掛ける「キンライサー」。同社は、2月7日からフジテレビでのCM放送を再開しており、同日、その経緯を自社のXで報告。フジの関係者と直接話したことなどを説明した上で、
《どのような困難の中にあっても、変わろうとする意思がある限り、そこには前に進む力が生まれます。今回のCM再開が、未来を信じて努力を続ける方々への励ましの一つとなることを願っております》
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《さまざまなご意見があることも承知しておりますが、私たちはこれからのフジテレビ様の歩みを見守ってまいります》
などとつづっていた。
「中居正広さんの女性トラブルをめぐり、フジテレビのコンプライアンス違反を重く見たスポンサーが相次いで撤退するなか、同社の“CM再開の報告”は211万回のインプレッションを記録するなど、かなりの注目を浴びました。世間の反応としては賛否が分かれていますが、批判的な声のほうが多い印象です」(社会部記者)
実際にX上には、
《いくら何でも早過ぎません? ボイコット喰らうだけなのに 上納?受けてるだけなのでは》
《被害女性が出てしまっている以上、その被害を出した会社に協力するのはいかがなものかと。生活には関係のない会社だが、従業員のレベルとガバナンスの低さを感じる》
《第三者委員会の報告がまだ出ていない状況で、渦中の人物ら以外にも多数の社会通念上理解しがたい事案が多数報告されていますそのような状況下で、フジテレビを支援するという御社の行動はとても理解できるものではありません》
こうした厳しい指摘を受けてか、キンライサーは10日にXを更新。
《CMの再開に関して、先日のコメントでもお伝えした通り、さまざまなご意見があるのは承知しております。 多くのご意見をいただいているところではございますが、以下の2点については明確に否定させていただきます》
との書き出しで、コメントを発表した。まず「フジテレビでCMを放映する、だから性加害を容認しているという意見」に対しては、
《そのような意図は一切ございません。 事実が明確になっていない中で憶測や伝聞を中心に人や企業を叩いたり見放したりするのではなく、実際にお話を伺い、誠実にこの問題に向き合い努力されている方々の姿勢を尊重し、未来に目を向けるべきだと判断いたしました。 もちろん、今後の調査結果や事実の判明次第では然るべき判断をしてまいります。》
と説明。続いて、「キンライサーはフジテレビ社の接待を受けている、だからCMを出しているという意見」については、
《そのような事実は一切ございません。 むしろキンライサーとフジテレビ社との間では、こういったやましい関係がないからこそ、CMの再開を決定した次第です》
とつづり、出稿再開に理解を求めた。
「この説明に対しても支持する声はあるものの、《逆張りの売名行為》《間接的に性加害、性犯罪を擁護することにはなるかも》など、反発は強い状況です。
もちろん、CMを再開するかどうかは企業の個別の判断です。とくに株式会社キンライサーは上場しているわけでもないので、経営陣の判断で自由にCM出稿を決められるでしょう。公式Xでは再開の意図を丁寧に説明したつもりなのかもしれませんが、逆に目立ってしまった感があります。撤退ムードの中で先陣を切る難しさがあらわになったと言えるかもしれません。これを見て、他の企業がCM再開に二の足を踏む可能性があります」(テレビ制作会社関係者)
フジテレビのCMが正常化する日はまだ遠い。